楽天モバイルがApple Watchに対応、ahamo・UQ mobile・Y!mobile・MVNO回線でも格安運用可能に

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楽天モバイルは、2022年3月25日(金)よりApple Watchを取り扱いする。

Apple Watch – 楽天モバイル

■楽天モバイルがApple Watchを取り扱い
楽天モバイルがApple Watchを取り扱い

これに伴い、楽天モバイルではiPhoneとCellular対応のApple Watchを同一番号で使用する「電話番号シェアサービス」を月額550円で提供する。

「電話番号シェアサービス」を使うと、Cellular対応モデルのApple Watchを単体で(iPhoneから離れて)持ち歩きしている最中でも、ペア設定する楽天モバイル回線を使って、Apple Watch単体で音声通話・データ通信が使える。

これまで、Cellular対応のApple Watchに対応するオプションサービスは、ドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクからも「ワンナンバーサービス」などの名称でそれぞれ提供されているため、楽天モバイルの「電話番号シェアサービス」について、サービス自体の目新しさは特に無い。

ただし、MNOのApple Watch Cellularモデル対応プランは、基本的に月額料金が高めのプランのみで、廉価プランの「ahamo」、「UQ mobile」、「Y!mobile」などは、iPhoneに正式に対応するサービスながらも、Apple WatchのCellularモデルには非対応。

一方で、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」と、「電話番号シェアサービス」を組み合わせて使うと、ahamoなどの廉価プランに限らず、iPhoneをMVNO回線で運用している方でも、Apple WatchのCellularモデルを活用するためのモバイル回線が、月額550円から利用できるようになる。

■楽天モバイル回線をデュアルSIMで追加すると、Apple Watch(Cellular)の格安運用が可能になる
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■楽天モバイル + Apple Watch(Cellular)の月額料金
Rakuten UN-LIMIT Ⅵ:0円〜3,278円/月
電話番号シェアサービス:550円/月
———————————–
合計料金:550円〜3,828円

楽天モバイル回線を使ってApple Watch(Cellular)の月額料金を抑える方法

ahamo、UQ mobile、Y!mobileやMVNOなどのApple Watch非対応のサービスと、楽天モバイル回線を組み合わせて使うことでApple Watch Cellularモデルを格安料金で運用する条件は以下。

■ハードウェア
iPhone:SIMロックを解除した、デュアルSIM対応のiPhone(iPhone XS世代以降)
Apple Watch:Cellular通信に対応するApple Watch

■iPhoneの通信回線
メイン:何でも(ahamo、UQ mobile、Y!mobile、MVNO…)
サブ:楽天モバイル回線(電話番号シェアサービスを申込する)

■できること
・親機となるiPhoneの通知を、手元にiPhoneが無い状態でもApple Watch単体で受け取る

・iPhoneを紛失した場合に、Apple WatchからiPhoneを探す

■できないこと
・楽天モバイル回線ではない電話番号への着信は、親機となるiPhoneから離れた状態で受けることはできない
→iPhoneから離れた状態でApple Watchから電話発信できるのは楽天モバイル回線の番号のみ。

・楽天モバイルが圏外になるエリアで、Apple Watch単体で音声通話やデータ通信を利用する

デュアルSIMに対応するiPhoneと、Cellular通信に対応するApple Watchの組み合わせに関する注意事項は、AppleのWebサイトに記載されている。

デュアルSIM iPhoneをモバイル通信機能付きApple Watchモデルと一緒に使用する – Apple サポート (日本)

デュアルSIM対応のiPhoneを使ってモバイル通信プランを複数設定している場合は、モバイル通信機能付きApple Watchに複数の回線を追加して、モバイルネットワークに接続したときにApple Watchで使用する回線を選ぶことができます。

Apple Watch非対応の料金プラン + 楽天モバイル回線を組み合わせてApple WatchのCellularモデルを運用する場合、当然ながら楽天モバイル回線の契約が必要となる。

楽天モバイル回線はオンラインで契約可能で、契約事務手数料は無料。eSIMであれば物理的なSIMカードの配送が要らないので、全て自宅にいながら回線契約・開通手続きが行える。
→メインの回線をeSIMで使っている場合、楽天モバイル回線を物理SIM(nanoSIM)で申込する必要がある。

楽天モバイルのWebサイトは以下にて。
楽天モバイル

楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」は、月間の通信量が1GB未満であれば、月額料金がゼロ円に割引される特典がある。

特典は、過去に楽天モバイルを契約済みの方でも、現在の契約回線数が1回線であればこの特典が適用できる。

今回想定しているように、デュアルSIM対応するiPhoneのサブ回線として楽天モバイル回線を使う場合には、月額料金をゼロ円に抑えることが可能。

■「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」概要
「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」概要

楽天モバイル回線の申込が完了後、Apple WatchのCellularモデルで単体通信を可能とするために、楽天モバイルの「電話番号シェアサービス」に申込する。同オプションは、楽天モバイル回線で使うiPhoneから申込できる。

■楽天モバイルのSIMを入れたiPhoneで「電話番号シェアサービス」に申込する
楽天モバイルのSIMを入れたiPhoneから「電話番号シェアサービス」に申込する楽天モバイルのSIMを入れたiPhoneで「電話番号シェアサービス」に申込する

電話番号シェアサービスに申し込みが完了したら、Apple Watchの設定を行う。この設定が完了すれば、Apple Watch Cellularモデルを、iPhoneから離れた場所でも使うことができる。

ランニングや散歩、買い物などちょっとした用事でiPhoneを持たずに、Apple Watchを単体で持っていくと、iPhoneが受信する通知をApple Watchで受けられるため、最低限の通信を確保できる。なお、自社回線エリア外でもApple Watch(Cellular)を使った音声通話・データ通信は可能。

また、メイン回線で通信障害や災害によるサービス停止が発生した場合にも、サブ回線として使う楽天モバイル回線で、音声通話・データ通信を利用できる点も見逃せない。

上記の「できないこと」でご紹介の通り、メイン回線(非楽天モバイル回線)宛の着信は、Apple Watch単体で受取できない。

ただし、着信転送サービスに対応するUQ mobile、Y!mobileで、メイン番号宛の電話番号を楽天モバイル回線に転送する設定にすれば、Apple Watchだけを持って外出する際も、メイン番号(この場合はUQまたはY!mobile)の着信を受取できる。この場合、折り返しの発信元は楽天モバイル回線からの扱いとなる。

■着信転送サービスへの対応状況

サービス 着信転送サービス
ahamo ×
UQ mobile
povo2.0 ×
Y!mobile
LINEMO ×

Apple WatchのCellular対応モデルは、Apple Storeや楽天モバイルで購入可能。既に他キャリアから発売されているモデルについても、Cellular対応モデルであれば、ここで紹介している使い方が可能。

楽天モバイルのサービス詳細・申込は以下にて。
→スマホからの申込も可能。

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