仕事でインターネットを使っている親戚から「何もしてないのにネットが繋がらなくなった!仕事がさっぱり進まなくて困ってる。」と、連絡があったので、すぐに現地入りして対応することに。
現地で確認してみると、確かに業務用に使っているノートPCなどなどから、インターネットに接続ができなかった。
聞き取りをすると障害が発生する前後で、利用する環境や設定変更は行っておらず、いわゆる「何もしてないのに使えなくなった」状態。
■稼働していたデバイス(の一部)
事務所のネットワークは、普段から自分がメンテナンス・管理しているものではないので、紙とペンを手に、ネットワークを構成するデバイスを1台ずつ確認しながら問題箇所を確認してみることに。
各機器のステータスを示すLEDランプに、異常を示すものが見当たらなかったこともあり、障害が発生している理由はすぐにはわからなかった。
主装置にテープで貼りつけられた連絡先(サポート)に電話をしながら、しばらく障害の切り分けを進めていくと、特定のアクセスポイントを経由していないデバイス(1台)だけ、障害の影響を受けずにインターネットに接続できることが、後になって確認できた。(これが早いタイミングで確認できていたら、だいぶ早く復旧できたかもしれない…。)
そこで、ネットワーク中に複数存在しているアクセスポイントのうち、問題がありそうなアクセスポイントの電源を落として、そこに繋がっていたデバイスは、正常稼働が確認できた別のアクセスポイント経由で接続する設定に変更すると、インターネットが繋がるようになって一件落着。
普段から自分で管理しているネットワークでは無かったことと、物理的に隔てられた複数の部屋の機器を行ったり来たりしながら、デバイスを目視で確認していたこともあり、復旧に時間を要してしまった。
個人的な反省点として、障害が発生したネットワークの問題箇所の確認や切り分けをして復旧対応をスタートする前に、モバイルWi-Fiルーターなりホームルーターを使って、代替となるインターネット接続を確保してから、障害が発生したネットワークの復旧対応を進めれば良かったなと。(インターネットが使えなくなる時間を短くできるので…。)
■モバイルWi-Fiルーターなどで「とりあえず通信を確保」を優先すべきだった
…付け加えておくと、短時間(10分以内)で復旧しない可能性がありそう。と判断した時点で、モバイルWi-Fiルーターを使って復旧をしようとしたけれど、ローカル側のネットワークに問題があったのに気付かないまま、WAN側だけをモバイル回線に切り替えようとしていたので、代替回線としてモバイル回線が機能しなかった。(既存のネットワークと完全に切り離して、復旧用回線として通信手段を確保すれば、取り急ぎ通信の確保はできたハズ)。
事後策としては、平常時に利用している通信回線・ネットワークとは完全に別経路で、モバイル回線 + アクセスポイントを準備しておいて、障害時はサブ回線として準備しておこうかなと。
“普段は使わない回線”として、モバイル回線を準備するならpovo2.0が良さそうで、povo2.0のSIMを入れたスマホをテザリングして使うか、接続するデバイスが多かったり部屋が広い場合にはアクセスポイント経由で通信するように設定しておくのが良さそう。
→楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」が、1回線目1GB未満なら0円特典が継続していれば、楽天モバイルが有力な候補になった。