契約者本人になりすました第三者による機種変更(正確にはワイモバイル→ソフトバンクの番号移行)によって、携帯電話回線が乗っ取りされた事例が、Twitter(現X)にて報告されている。
被害を報告している方のツイートによると被害に気付いたのは身に覚えの無いPayPayチャージのメール通知があったほか、PayPayのパスワードを再設定しようとしたところ、二段階認証のSMSが届かなかったことから、ソフトバンクショップに駆け込んだところ、ショップを訪れた日に名古屋のショップにて(第三者による)番号移行を伴う変更手続きが行われていたことが発覚したとのこと。
その際の本人確認は、マイナンバーカードの目視確認で、ICカードチップを読み取ってカードを確認したわけではないとのこと。
被害を報告している方のツイートは以下にて。
携帯電話乗っ取られました。すぐに気づいてソフトバンクショップに行き、緊急停止してもらい警察に行ったので、今の所の被害はPayPayチャージを勝手にされて数千円利用されたのを確認(PayPayも利用停止した)。ショップでも警察でも新手のなりすまし案件との事で、私の経験と対応を共有します。続
— 風間ゆたか 東京都議会議員 立憲民主党 世田谷区選出 (@setagaya_k) April 17, 2024
SIMカードを含めて乗っ取りする、いわゆる「SIMスワップ」が、本人確認書類の偽造にって行われる場合、基本的には、ユーザー側での自衛策が思い浮かばない(強いて言えば、本人確認が厳格に行われる事業者を選ぶという手段はある)
通信事業者も、2023年には健康保険証や医療証などによる本人確認を受け付けなくするなど、新規契約時の本人確認を強化する流れがあった。
一方、今回行われた手続きの番号移行については、新規契約時と異なる基準で本人確認が行われたことが考えられる。