シンガポールで購入可能なプリペイドSIMカードの購入が、一人あたり合計で3枚までに制限される法律が2014年4月1日より施行されている。
■シンガポールで購入したSingtelのプリペイドSIM
シンガポールでのプリペイドSIMカードの枚数制限については、WirelessWire Newsの記事が詳しいのでご紹介。
シンガポール:プリペイドSIMカードは3枚までに – WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
シンガポール政府は2014年3月31日、15歳以上の個人が購入および登録できるプリペイド(前払い)式SIMカード枚数を、これまでの10枚までから2014年4月1日以降は3枚までに引き下げることを発表した。プリペイドSIMカードが犯罪に利用されるのを防ぐのが目的。内務省と情報通信開発庁(IDA)が共同でリリースした。
上記記事の情報ソース(下記英語記事)によると、シンガポールでのプリペイドSIMカードの購入は『1人最大3枚まで』となっており、実質的にはシンガポールにおけるキャリアであるSingtel、StarHub、M1の3社から1枚ずつ購入可能。という制限と言える。
As part of the Government’s ongoing security review, the maximum number of prepaid SIM cards per subscriber will be reduced from 10 to 3, with effect from 1 April 2014. This means a subscriber can only register up to a maximum of 3 prepaid SIM cards in total, regardless of whether they are purchased from one or more mobile service providers.
シンガポールは、玄関口であるチャンギ国際空港の両替所でSIMカードが販売されており、外国人旅行者でも手軽にSIMカードが購入可能であり、非常に利便性が高かったけれど、今回のSIMカードの購入枚数の制限については犯罪の抑止が目的とのこと。
既に3枚以上のSIMカードを所有している場合、それらのSIMカードについては引き続き利用可能ではあるものの、この場合は新規にSIMカードを購入することができない。とのことなので注意。
The new limit will only be applied to new prepaid SIM card registrations. Existing subscribers can continue to use their prepaid SIM cards. However, they will not be allowed to register additional prepaid SIM cards.
シンガポールでのSIMカード購入については、購入時にパスポートの提示が求められたので、パスポート情報と、SIMカードの購入情報を紐付けて管理を行うか、あるいは実際には各社のシステム連携は行わずに『各キャリアで購入可能なSIMは1つのパスポートで1枚まで』というコントロール(台湾と同様)を、販売時に行うのかも。(後者の場合は顧客情報の管理が1社で完結するのでコントロールとしてはカンタンだと思うので…)
そんなわけで、シンガポールでSIMカードを購入する際には、SIMカードの購入可能数にご注意を。
シンガポール、チャンギ国際空港でのSIMカード購入については以下エントリにて。
SingTelのSIMカード購入に関するエントリ。
シンガポール チャンギ国際空港でSingTelの4G LTE対応プリペイドSIMカードを購入! | shimajiro@mobiler
M1のSIMカード購入に関するエントリ。
シンガポール チャンギ国際空港でのM1 プリペイドSIM(LTE対応) 購入レポート | shimajiro@mobiler