So-net、データ通信専用のプリペイドSIMカードを販売/関空では日本初の自動販売機での販売も

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ドコモのMVNOなどのサービスを提供するソネットは、プリペイド式のデータ通信専用SIMカード『Prepaid LTE SIM』を4月22日より販売することを発表。同日より関西国際空港にて自動販売機による販売を行い、24時間好きなタイミングでプリペイドSIMカードを購入可能となる。プリペイドSIMカードの自動販売機による販売は、日本では初めて。

So-netのプレスリリースは以下より。

プレスリリース | So-net 会社情報

ソネット株式会社(So-net) は、モバイル通信サービスの新たなラインアップとして、下り最大150Mbps(*1)のLTE高速データ通信サービスを手軽に利用できるプリペイド式SIMカード『Prepaid LTE SIM』の提供を、4月22日より開始いたします。

『Prepaid LTE SIM』は、標準SIM/microSIM/nanoSIMの3タイプのSIMカードと、100MBと500MBの2つの容量が用意される。

容量別のサービス仕様は以下。

■プラン100M
容量:100MB
利用期間:30日間
料金:3,000円(税込)
SIMサイズ:レギュラー/micro/nano
通信速度:下り最大150Mbps/上り最大50Mbps

■プラン500M
容量:500MB
利用期間:60日間
料金:5,000円(税込)
SIMサイズ:レギュラー/micro/nano
通信速度:下り最大150Mbps/上り最大50Mbps

Prepaid LTE SIMは使い切りではなく、クレジットカードを利用してチャージを行うことも可能。

追加チャージ時の料金は以下。
追加チャージ500MBで2,000円(税抜)となっており、初期費用と比べると容量あたりの単価は割安となっている。(恐らく、初期費用にはパッケージ料金が含まれているためと推測)

■追加チャージ時の料金

容量 利用期間 利用期間 料金(税抜)
チャージ200M 200MB 30日間 1,500円
チャージ500M 500MB 30日間 2,000円
チャージ1G 1GB 60日間 2,838円

Prepaid LTE SIMは、関西国際空港 第一ターミナル 1Fの国際線到着階にある南北の到着口のすぐ側に設置されるため、到着口を出てすぐに、SIMカードを購入することが可能となり、非常に利便性が高い。

[関西国際空港の自動販売機設置場所]
・南到着口 左 Internet & Telephone コーナー
・北到着口 右 Internet & Telephone コーナー

関空の自動販売機以外にも、成田空港や新千歳空港にてSIMカードが販売される他、秋葉原にあるショップ『あきばお〜』の各店や、新宿西口にある書店『BOOk OFF』でも販売を行う予定となっており、空港だけでなく、外国人観光客が多く訪れる街中で、プリペイドSIMカードの購入が可能になる。

■『Prepaid LTE SIM』販売場所一覧
・関西国際空港 1F国際線到着階(自動販売機)
・成田国際空港 第一ターミナル・第二ターミナル、モバイルセンター
・新千歳国際空港(2014年5月中旬販売開始予定)
・あきばお〜 各店
・BOOK OFF 新宿西口店 (2014年4月25日販売開始予定)
・ビックウエスト・インターナショナル(池袋)
・ラオックス 秋葉原店

販売場所一覧についてはSo-netのサイトを参照。
販売場所一覧 | Prepaid LTE SIM | So-net

従来、国内で入手可能なプリペイドSIMとしては日本通信の販売するプリペイドSIMがあり、その中でも『VISITOR SIM』はその名の通り訪日外国人向けのサービスとなっていたものの、販路がWebサイトからの申込のみに限定されており、家電量販店などで販売が行われていなかった。

一方で、多くの販売店で入手可能なプリペイド式のデータ通信専用SIM『b-mobile 1GB定額』には、開通手続きに090、080、070で始まる電話番号からの発信が必要となり、これらの電話番号を持たない外国人にとっては実質手続きができない(自力では)という不便さがあった。
※なお、VISITOR SIMについてはアクティベーション不要で利用が可能。

bモバイル開通手続きについて|b-mobile(bモバイル)

Q.開通手続きを行う電話の種類に制限はありますか?
A:090、080、070から始まる携帯電話およびPHSでご利用いただけます。

So-netの販売する『Prepaid LTE SIM』は、上記の日本通信のプリペイドSIMが抱えていた、販売経路が限定されているという点および、アクティベーションに日本の携帯電話番号が必要という課題をうまく克服しているので、日本を訪れる外国人が利用するプリペイドSIMカードとして、現時点では最も利便性が高そう。(データ通信専用ではあるけれど)

(特に初期のパッケージ費用が)料金的には高めになっているなど、販売拡大にあたっての課題が無いわけではないけれど、まずは『日本国内でも空港の自動販売機でSIMカードが買えるようになる』という点が大きな一歩と言えるので、ソネットには頑張って欲しいなと(^ ^)

少し前に、外国人旅行客や日本人が一時帰国する際に日本で購入可能なSIMカードを紹介するエントリを書いていたので、最後にご紹介まで。
外国人旅行客や日本人が一時帰国する際に日本で使えるプリペイドSIMのまとめ | shimajiro@mobiler

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