マレーシアを拠点とするLCC、エアアジアが楽天をパートナーとして日本に再参入する方針であると、東洋経済オンラインが報じている。エアアジアおよび楽天の両社からは正式な発表は行われていないものの、東洋経済オンラインでは2014年7月上旬にも正式発表される可能性がある。としている。
東洋経済オンラインの記事は以下より。
スクープ!楽天が航空事業に参入へ | 企業戦略 | 東洋経済オンライン
楽天が7月にも航空会社の経営に参画する準備を進めていることが、東洋経済の取材で明らかになった。パートナーとなるのは、マレーシアを本拠とする東南アジア最大級のLCC(格安航空会社)、エアアジアだ。
新生エアアジア・ジャパンの本社は中部国際空港としており、同空港を拠点空港とする初めてのLCCとなる可能性がある。中部国際空港では、LCCの就航にあわせてLCCターミナルを建設予定となっていたものの、エアアジア・ジャパンの撤退に伴ってターミナル建設計画の延期が発表されるなどの経緯があった。
旧エアアジア・ジャパンでは、2013年に日本を撤退した後も、エアアジアのCEO トニー・フェルナンデス氏が日本市場へ再参入する旨の発言をたびたび行っており、再参入時のパートナーとしては楽天の名前が噂されていた。
2014年4月に東京で開かれた『新経済サミット』に出席した際のトニー・フェルナンデス氏の発言についてはAviationWireに詳細が紹介されている。
エアアジア、15年にも日本再参入 三木谷氏や茨城空港の名も – AviationWire
東京で開かれた新経済連盟(三木谷浩史・代表理事)主催の「新経済サミット」に出席したフェルナンデスCEOは、日本企業との合弁会社を新たに設立する考えを述べた。
パートナーの条件として、「テクノロジーに明るく、政府にものを言えて、日本の航空市場にレボリューション(革命)を起こせる人」を挙げた。
個人的には、旧エアアジア・ジャパンの後継として誕生したバニラ・エアの展開に期待するのが難しいように思っているので、パートナーがどの会社になるかは別として、エアアジアの日本再参入には大いに期待したいところ。