ドコモのモバイルWi-Fiルータ『L-02F』と『HW-01F』でフィリピンの『SMART』でLTE接続が可能なことが確認できた。
■L-02F:フィリピンの『SMART』のLTEに接続
■HW-01F:フィリピンの『SMART』のLTEに接続
ドコモのモバイルWi-Fiルータを海外のSIMカードでLTE接続するために必要となる条件は、
(1)SIMロックを解除すること
(2)LTE国際ローミング対応のソフトウェア更新を適用すること
(3)対応するLTEの周波数が合致すること
の3つ。見落としがちなのは(2)の『LTE国際ローミング対応のソフトウェア更新を適用すること』かと思うので、ドコモのモバイルWi-Fiルータを海外のSIMでLTE接続する際はソフトウェア更新をお忘れ無く。
フィリピンの『SMART』は、APN設定を問わずにLTE接続が可能(2015年1月時点)になっているので、普段はドコモやドコモのMVNOで利用するためのAPNを設定した状態でもSMARTのLTEに接続が可能。この仕様は、スマートフォンと比べるとAPN設定が面倒なモバイルWi-Fiルータを利用する上では嬉しいところ。
ただし、SMARTのLTEプラン登録のためにはトップアップ(残高追加)のほか、SMS送信によるLTEプランの登録が必要なので、これらの作業を含めて考えると、ドコモのモバイルWi-Fiルータ単体ではLTEを利用することができない。という点は注意が必要。
※トップアップ作業やLTEプラン登録作業は、SIMカードやトップアップ用のカードを購入するお店で代行してもらえればokだけど、SIMフリー端末を何らか持っておくとベター。
ちなみに、NECアクセステクニカ(現:NECプラットフォームズ)製の『MR03LN』については、同じ環境でLTE接続が確認できなかった。こちらは『海外ではLTE利用不可』という仕様の認識。
※ソフトウェアバージョンは2.1.1で、2015年1月20日時点で最新のもの。
■MR03LN:海外ではLTE接続不可
L-02Fの白ロム販売価格はAmazonで19,000円ぐらい。
ドコモ Wi-Fi STATION L-02F ルーター docomo 本体
LGエレクトロニクス |
HW-01Fの白ロム販売価格はAmazonで15,000円ぐらい。
docomo HW-01F オレンジ Wi-Fi STATION 白ロム
ファーウェイ |