台北で開催された「COMPUTEX Taipei 2017」にて、クレジットカードサイズの電話機「Card Phone」の3Gモデル「Talkase T3」が展示されていた。
■3G対応のCardPhone、「Talkase T3」
■「Talkase T3」実機
具体的なスペックとしてサイズは明記されていなかったものの、サイズはクレジットカードサイズで非常にコンパクト。全体的にコンパクトな分だけ、重さも非常に軽い。
■「Talkase T3」主要機能
OSにAndroid 4.4を採用、3G/GSMの音声通話だけでなく、SMS送受信、音楽再生、アラーム機能など極めてシンプル。ただし、テザリングにも対応しているので、SIMロックされたスマートフォンやタブレットと組み合わせて、海外渡航時の端末として利用するのはアリかも。
ブースの担当者によると、「Talkase T3」は近日中に発売を予定しており、日本向けにも「夏頃の発売を計画中」とのことで、今後日本でも発売されることに期待したい。
Card Phoneシリーズのような「極小サイズの携帯電話」は、海外ではGSM対応機種がいくつか販売されることはあっても、3G対応は消費電力が大きくなるなどの理由で見送られることが多く、日本国内で利用することはできなかった。
※国内向けにも、preminiシリーズやストラップフォンなど、個性的な小型端末が発売されたとはある。
(本来であれば)高速データ通信を必要としない「Talkase T3」のような端末でも3G対応モデルが提供される理由として、世界各国で徐々にGSMサービスが終了となっており、音声通話を主目的とした機種でも、GSM(2G)だけでなく3Gサービスへの対応が必要となっていることが考えられる。
→よって、(日本発売されるかどうかは別にして)小型の音声通話特化型端末においても、今後は3G対応モデルが増えていく可能性はある。