KDDI(au)は、5G対応ホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」を2021年8月6日に発売する。
■「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」
同機種は、UQコミュニケーションズからは6月4日に発売されている。これまでも、auとUQで同型のホームルーター(や、モバイルWi-Fiルーター)を発売する例はあり、基本的なサービス内容は同一だった。
一方、「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」については、au版との契約では契約住所以外では利用できないという制限がある。この制限は、UQコミュニケーションズとの契約では適用されない。
auのプラチナバンドが使えるようになる「プラスエリアモード」については、auとの契約では月額料金が無料かつ同モードで利用できる通信量が月間30GBに緩和される。UQ契約の場合、同モードを有効にした月は1,100円のオプション料金が発生し、同モードの通信量は月間15GBまでに制限される。
au、UQ共に「スタンダードモード」では月間の通信容量に基づく制限は無く、直近3日間の通信量が15GBを超えると、夜間(翌日18時〜26時)の間、通信速度が最大1Mbpsに制限される。スタンダードモードにおける速度制限はauとUQで同一。
■「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」au版とUQ版の違い
項目 | au | UQ |
---|---|---|
利用可能場所 | 契約住所のみ | 制限なし |
月額料金 | 5,170円 | 4,818円 |
2年契約割引 | なし | なし |
5Gルーター割(25カ月) | ▲550円 | ▲550円 |
割引適用後料金 | 4,620円 | 4,268円 |
プラスエリアモードオプション | 無料 | 1,100円 |
プラスエリアモード容量 | 30GB | 15GB |
※各種料金は税込
au版とUQ版の大きな違いとして、契約住所以外での利用が禁止されているか、いないか。という点が大きいので、旅行や帰省などの際に持ち運んで使う場合には、UQ版を選んだ方が無難。
一方、持ち運んで使う可能性が全く無い場合には、au版を契約するのもあり。持ち運んでの利用が禁止される、持ち運んでの利用が禁止されるのは、ドコモの「home 5G」(8月開始予定)と、ソフトバンクの「SoftBank Air」も同様。