子連れで全席指定の東北新幹線、「新幹線eチケット」で乗ってみた

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子連れで全席指定の東北新幹線「はやぶさ」に乗る際に、「新幹線eチケット」を使ってみた。

■子どものPASMOで新幹線改札を通過

「新幹線eチケット」は、紙の切符を受け取り・発券することなく、Suica/PASMOなどの交通系ICカードで新幹線に乗れるサービスで、東北・北海道新幹線や上越新幹線などで利用できる。

親(や保護者)が「えきねっと」で乗車券や特急券を購入し、その座席を子どもが利用する交通系ICカード(など)に割当すれば、スマートフォンを持っていない子どもでもサービスを利用できる。

「新幹線eチケットサービス」に登録する子ども用の交通系ICカードは、記名式の「小児用PASMO」が条件とはされていない。

ただし、新幹線に乗るまでの間の電車やバスなどの支払いに交通系ICカードを利用することを含めて考えると、子ども自身が利用する小児用PASMOなどの交通系ICカードを登録するのが無難ではある。

今回は、東京駅の乗り換え用改札を使って新幹線に乗車するために、普段は切符を買わずに電車を利用している6歳未満(未就学)の子どもも、小児用PASMOで在来線の改札を通ってから、乗り換え用改札を通り新幹線に乗車してみた。

■小児用PASMOに登録が無難
子ども用の「新幹線eチケットサービス」、小児用PASMOに登録が無難

子どもが新幹線の座席を利用する場合は、子どもの年齢に関係なく座席を利用する人数分の交通系ICカードと、購入した乗車券+特急券の紐付けが必要になる。

■子どもの座席も交通系ICカードと紐付けする
子どもの座席も交通系ICカードと紐付けする

交通系ICカードの登録および紐付けは、カードに記載されている番号を目視で入力・登録する必要があり、今のところスマートフォンのカメラ機能を使って番号を自動読み取りしたり、モバイルSuicaなどアプリ経由で自動登録する手段はない。

子どもの分も含めて、目視で交通系ICカードの番号を確認しながら入力しなければならず、登録するカードの枚数が多いとやや手間。なおかつ、実際に改札を通るまでは正常に登録・紐付けが行われているかは確認できない。

■カード裏面に記載された番号を目視確認して登録
カード裏面に記載された番号を目視確認して登録

「新幹線eチケットサービス」の交通系ICカード紐付けに関するQ&Aは、えきねっとの公式サイトにも記載されている。
※ただし、前掲の通り手入力する以外にICカード情報を登録する方法は用意されていない

「新幹線eチケットサービス」を利用しますが、交通系ICカードをちゃんと紐づけたか不安です。確認方法を | えきねっと Q&A よくあるご質問

ICカードの登録・座席との紐付けはやや手間がかかるものの、指定席券売機を操作したり、紙の切符を受け取りすることなく、交通系ICカードをかざすだけで新幹線が利用できるのは便利。特に、繁忙期の混雑する駅できっぷを発券したり、そのための列に並んだりする必要が無いのは子連れでの移動を考えるとありがたいところ。

また、今回は連休中の新幹線利用で改札や駅が混雑する可能性があったので、(かなり)早めに駅に到着するように移動したところ、予定していたよりも早い新幹線に乗れる時間帯だったので、改札を通る直前に「えきねっと」で新幹線を変更し、予定よりも早い新幹線に乗って移動できた。
※「えきねっとトクだ値」など変更ができない割引商品もあるので注意。

■改札口付近で乗車する列車を変更した(前乗り)
改札口付近で乗車する列車を変更(前乗り)

新幹線eチケットサービス概要

■サービス名称
新幹線eチケットサービス

■対応区間
東北・北海道新幹線
上越新幹線
北陸新幹線
山形新幹線
秋田新幹線

■改札の通過方法
「えきねっと」上で登録した交通系ICカード(スマートフォンやケータイを含む)を、新幹線改札機にかざす

■変更・払い戻し
可能
※払い戻しは手数料が発生する

■サービス利用に必要となるもの
・えきねっとの会員登録
・新幹線eチケット申込
・乗車人数分のICカード(Suica/PASMO/モバイルSuicaなど)
・支払いに必要なクレジットカードなど

「新幹線eチケットサービス」は以下にて。
新幹線eチケットサービス|えきねっと(JR東日本)