身に覚えの無い番号移行で通信契約の乗っ取り被害が報告される

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契約者本人になりすました第三者による機種変更(正確にはワイモバイル→ソフトバンクの番号移行)によって、携帯電話回線が乗っ取りされた事例が、Twitter(現X)にて報告されている。

被害を報告している方のツイートによると被害に気付いたのは身に覚えの無いPayPayチャージのメール通知があったほか、PayPayのパスワードを再設定しようとしたところ、二段階認証のSMSが届かなかったことから、ソフトバンクショップに駆け込んだところ、ショップを訪れた日に名古屋のショップにて(第三者による)番号移行を伴う変更手続きが行われていたことが発覚したとのこと。

その際の本人確認は、マイナンバーカードの目視確認で、ICカードチップを読み取ってカードを確認したわけではないとのこと。

被害を報告している方のツイートは以下にて。

SIMカードを含めて乗っ取りする、いわゆる「SIMスワップ」が、本人確認書類の偽造にって行われる場合、基本的には、ユーザー側での自衛策が思い浮かばない(強いて言えば、本人確認が厳格に行われる事業者を選ぶという手段はある)

通信事業者も、2023年には健康保険証や医療証などによる本人確認を受け付けなくするなど、新規契約時の本人確認を強化する流れがあった。

【ドコモ】保険証での新規契約を受付終了、不正契約などへの対策
ドコモは、新規契約などの際に提示を求める本人確認書類として、健康保険証(健康保険被保険者証)の取り扱いを2023年5月中旬に終了することを発表した。 その理由は、"契約者本人の意図せぬ不正な契約締結や、不正利用等が発生しているため"と説明している。 ドコモのお知らせは...

一方、今回行われた手続きの番号移行については、新規契約時と異なる基準で本人確認が行われたことが考えられる。