ANAとエアアジアの合弁事業である『エアアジア・ジャパン』事業の提携を解消する方向で正式合意した。と報道されている。
河北新報のニュース記事は以下より。
河北新報 内外のニュース/エアアジア、ANAとの合弁解消 25日に正式発表
【シンガポール共同】マレーシアに拠点を置くアジア最大規模の格安航空会社(LCC)エアアジアは24日までに、全日本空輸を傘下に置くANAホールディングスとの日本での合弁事業を、10月末で解消することを決めた。エアアジアとANAが25日に正式発表する。関係者が明らかにした。
エアアジア・ジャパンの日本撤退については今月10日にも同様の報道がされており、各報道機関の報道内容を見ると『25日に正式発表』となっているので、本日中に正式に発表が行われるものと考えて間違い無さそう。
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エアアジアは5年連続で『世界No.1 LCC』を受賞しているなど、日本国外では順調に成長しているだけに、日本におけるエアアジア・ジャパンの撤退はとても残念。
先に紹介した河北新報の記事によると、ANAとの提携を解消した後も、日本市場へ参入する可能性がある。とのことなので『新生エアアジア・ジャパン』の展開に期待したいところ。
エアアジアのフェルナンデス最高経営責任者(CEO)は、中部国際空港や仙台空港発着の新規路線に関心を示しており、ANAに代わる日本の提携先を模索するとみられる。25日の発表には、エアアジアが提携解消後も日本市場に関与していく意向であることが盛り込まれる見通しだ。
エアアジア・ジャパンの失敗の原因は様々な要因が考えられるけれど、個人的に不満だったのはWebサイトの使いにくさで、これはよく言われるような『マレーシア仕様だから』というようなことは無く、単純に『使いにくいWebサイトだから』ということに限ると思う。
実際に、オーストラリアに本拠を置くジェットスターのWebサイトはそれほど使いにくいと感じたことは無いし、PeachのWebサイトも機能がシンプルな分『使いにくい』と感じることはそれほど多くなかった。
Webサイトでの航空券直販がベースになるLCCにとって『Webサイトが使いにくい』というのが致命的だったのでは。と思うので、新生エアアジア・ジャパンにはWebサイトの使い勝手を改善を強く願いたいところ。