『OCN モバイル ONE』がSMS対応SIMカードの提供&データシェア型SIMカードの発行を12月17日より開始!

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NTTコミュニケーションズが提供するデータ通信サービス『OCN モバイル ONE』は、12月17日よりSMS対応のSIMカードの提供開始および、1契約で複数のSIMカードから通信を行うことができる『データシェア型SIMカード』の提供を開始することを発表している。

サービス提供元のNTTコミュニケーションズのプレスリリースは以下より。
「OCN モバイル ONE」より待望の「SMS対応SIMカード」と1枚単位でSIMカードを追加できる「データシェア型SIM」が新登場あわせて各種キャンペーンも開始 | NTT Com 企業情報

『OCN モバイル ONE』でSMS対応 SIMカードの提供が開始

データ通信専用サービスがSMSに対応することによるメリットは以下。

(1)LINEなど、SMSによる認証を使うサービスが利用可能になる
(2)一部端末で発生する『セルスタンバイ問題』(電波状態が正しく表示されない、バッテリー消費が激しくなる)が解決する
(3)iOS 7で通信ができなかったiPhone 4/iPad 2でも通信が利用可能となる

データ通信系のMVNOとしては、OCNより一足早くIIJがSMS対応のサービスを提供済みとなっており、MVNOのデータ通信市場の競争が激化している。
関連エントリ:『IIJmio高速モバイル/D』でSMSオプションに対応するSIMカードの申込受付が開始! | shimajiro@mobiler

SMSに対応したサービスを利用するためには、従来より提供されているSMS非対応のSIMカードから、新しく提供が開始されるSMS対応のSIMカードにSIMカードを変更する必要があり、SIMカードをSMS対応 ⇔ SMS非対応間で変更する場合、通常はSIMカードの発行手数料が1,890円/1枚発生する。(現在はSMS対応SIMへの変更手数料が無料になるキャンペーンが行われている)

なお、SMSの利用は月額126円の料金が発生し、SMS対応のSIMカードを使用した場合は自動的にSMSの利用料金(月額126円)が請求に加算される点は注意。

SMSの送信料は3.15円/通で、月に5通までは無料。海外宛のSMS送信については50円/通で、SMSの受信は無料。

SMS非対応SIM ⇒ SMS対応SIMへの交換はキャンペーンにより1月末まで無料に

SIMカードの発行手数料については、2013年12月17日 〜 2014年1月31日の間は既存1契約につき1枚までSIMカード発行手数料が無料となるキャンペーンが行われるため、SMS非対応のSIMカードを購入済みのユーザはSIMカードの発行手数料を負担することなく、SMSサービスを利用することが可能になる。
※キャンペーン期間中に、OCNマイページからSMS対応SIMカードを追加申込したユーザが対象。

OCN モバイル ONEのSIMカード(SMS非対応)のAmazonでの販売は以下より。

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データシェア型のSIMカード発行に対応、1枚あたり月額472円で最大4枚追加が可能

『OCN モバイル ONE』におけるSMSの提供開始は、以前より予告されていたので大きなサプライズは無いけれど、OCNでは新しいサービスとして、SIMカードを1枚単位で最大4枚まで追加発行(合計5枚で通信に対応)し、SIMカード毎に新しい通信サービスを契約する必要の無い『データシェア型』のSIMカードの発行に対応する。

OCN モバイル ONEのデータシェア型プランの料金は月額472円/1枚。SIMカードは1枚単位で最大4枚まで追加に対応し、最大で1つの契約につき5枚のSIMカードを使って同時に通信を行うことが可能。通信速度については同時利用するSIMカードの数で分割されるようなことは無いため、(SIMカードを増やすことによる)通信速度低下の影響などの心配は無用。

OCN モバイル ONEのデータシェア型SIMが、他社が提供する複数SIMの発行サービスと比べて優れている点は全てのプランでデータシェア型SIMの追加が可能となっている点で、例えば1ヶ月あたり1GBまでの高速通信が利用可能な『エントリープラン』を複数のSIMカードで利用することも可能になる。

MVNOが提供するサービスで、複数のSIMカードで通信を利用することができるサービスとしては、BIGLOBEからは3枚のSIMカードが利用できる『スタンダードプラン』(通信量 7GB/月で月額3,980円)が、IIJmioからは同じく3枚までのSIMカード発行に対応する『ファミリーシェアプラン』(通信量 2GB/月で月額2,688円)が提供されているのもの、両者のサービスは、上記以外の料金プランではSIMカードの複数発行に非対応となっている点が、純粋に『SIMカード追加のオプション』として提供され、全てのプランで適用可能なOCN モバイル ONEの『データシェア型SIM』と比べると、柔軟性という点で劣っている。

SIMフリーのiPhone 5s/5cやNexus 5/Nexus 7などのSIMフリー端末も揃ってきている

MVNOのデータ通信サービスは、ドコモ端末あるいはSIMロックのかけられていない端末で利用する必要があり、後者のSIMフリー端末については国内で販売されている端末の選択肢があまり無かったり、端末が魅力的では無い。

というような問題があったけれど、最近ではSIMフリーのiPhone 5s/5cの国内販売が開始されていたり、AndroidではNexus 5やタブレットのNexus 7などが『SIMフリー』モデルとして国内でも販売されているため、これらの端末をMVNOのデータ通信サービスで利用することを考えている方にとっては、非常に嬉しい流れ。

『SIMフリー端末を使う』メリットは、MVNOなどの格安のデータ通信サービスが利用できる他に、海外で利用する際にも現地のプリペイドSIMとの組み合わせで使う。などが可能となるため、特に海外においては通信に係るコストを(国際ローミングなどと比べて)劇的に抑えることが可能となるため、SIMフリー端末との組み合わせで国内ではMVNOの提供するデータ通信サービスを、海外では現地でのプリペイドSIMを購入する。というスタイルも面白そう。

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