香港の出入国の際に、有人の出入国審査ではなく、自動化ゲートを利用することが可能になる『e道(e-channel)』に登録してみたので、登録方法および注意点などなど。
■e道に登録済みであることを示すシール(?)がパスポートに貼られる
■e道申請のための条件
申請当日を除く過去12カ月以内に3回以上、香港国際空港から香港に入国していること。
⇒最初にe道の登録を申請した際、『申請当日を除く』という条件を忘れていたために申請することができず、対応したスタッフに無愛想に『あなたは登録できない』とだけ説明を受けたので混乱してしまった。
『申請当日を除く』と考えるとややこしいので『過去12カ月で4回以上、香港国際空港から香港に入国していること』と考えるとシンプルかも。
■営業時間&受付場所に注意
e道の申請は、香港国際空港の入国審査を抜けたすぐ後にある小さなデスクで受付されている。
■入国審査直後にあるe道申請カウンター
e道の登録受付カウンターは、香港国際空港内に2箇所あり、それぞれ営業時間が異なっている。
■e道登録受付カウンターの営業時間
引用元:GovHK: e-Channel Service for Mainland Frequent Visitors
Arrival North Hall:10:00 〜 18:00
Arrival South Hall: 7:30 〜 23:00
登録受付カウンターが2箇所あることを知らずに、営業時間が短いNorth Hallに9:30頃に到着して30分ほど待ってしまったけれど、Southの方であればより長い時間営業しているので、North Hall側が閉まっている時間帯でもSouth Hallでは受け付けていることがあるハズ。
■North Hall側での営業時間告知
…North Hallで30分ほど待っていた自分としては、せめてここに『South Hallもあるよ』って書いてくれれば…と思わざるを得ない。
e道の登録自体は、必要事項が書かれた書面にサインをするだけで完了するので、登録に必要な要件を満たしてさえいれば、手続きそのものは非常にカンタンに終了する。(費用は無料)
e道の登録が完了すると、香港国際空港での出入国の他、マカオフェリーターミナル、中国との国境である『羅湖』などでも自動改札が利用可能となるので、香港およびその周辺国を移動する際には非常に便利。
香港国際空港の自動出入境ゲートのみであったが、2014年1月時点において香港国際空港の他に、落馬洲(支線)、羅湖、深圳灣、文錦渡、中國客運碼頭、港澳客輪碼頭でも利用可能である。
e道の利用可能箇所の一覧は、香港政府のWebサイトにも明記されている。
GovHK: e-Channel Service for Mainland Frequent Visitors
Lo Wu
Lok Ma Chau Spur Line
Shenzhen Bay
Man Kam To
Macau Ferry Terminal
China Ferry Terminal
Kai Tak Cruise Terminal
Hong Kong International Airport
2014年4月現在、e道は一度申請すれば期限切れは無く、またe道登録後にパスポートが変更となっても自動的に変更後のパスポートで利用可能となる。とのことなので、非常に利便性が高いので、登録要件を満たす方はぜひ登録しておくことをオススメ。
→再登録手続は必要。
なお、出入国の自動化ゲートについては日本国内でも利用可能(e道とは別に登録が必要)なのでご紹介まで。
成田空港で出入国自動化ゲートの登録手続きを行ってみた | shimajiro@mobiler