ソフトバンクの決算発表で残念に思ったこと

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ソフトバンクの2014年3月期の決算発表で残念に思ったこと。

ソフトバンク決算、営業利益が初の1兆円超えに – ケータイ Watch

「ドコモより劣るようなサービスインをするわけにはいかない。我々なりの角度で提供する」と語り、「方向性として、音声サービスはVoIP、VoLTEが世界の流れ。音声の定額は時間の問題で、当たり前になる」との見方を示している。

個人的に非常に残念に思ったのは、音声定額に関して『ドコモより劣るようなサービスインをするわけにはいかない。』というコメント。

従来であれば、電波状況の改善について『男のプライドにかけて必ずドコモを抜く』というような、『競合他社を必ず打ち負かす』というようなメッセージを感じることができたけれど、音声定額に関するコメントは『ドコモより劣るようなサービスインをするわけにはいかない。』であり、『競争上必要最低限は対応するけれど、それ以上は…』というようなニュアンスを感じざるを得なかった。

スプリントも含めて、グループ会社の契約者数を合計すれば、ソフトバンクは国内の大手3社の中で最大手。と考えることもできるけれども、国内のみで考えれば現時点でドコモよりも契約者数が少ないソフトバンクが『チャレンジャー』として挑戦していく。という意思を感じることができなかった。
※そもそも、ソフトバンクは既に『ドコモを抜いた』という認識であまり意識していない。という可能性はゼロではないけれど…。

ソフトバンクの参入後、国内の携帯電話業界は良くも悪くもソフトバンクに引っ張られてきた部分がかなり大きいだけに、ドコモが提供する『音声完全定額』についても、ソフトバンクらしいインパクト(と、多少の罠)のある対抗策を打ってくることを多少なりとも期待していただけに、音声定額に関するコメントについては非常に後ろ向きに感じてしまったのが、個人的には非常に残念に思ったポイント。

特に、今回の決算発表では、営業利益でドコモを抜いた原動力として『意思』や『想い』というようなキーワードが多用されていたけれど、ドコモの音声定額に関するコメントについては『それを上回るサービスを提供する』あるいは『必ず競合を打ち負かす』というような、『意思』や『想い』を感じとることができなかった。

決算発表にて発表したように、数値的には過去最高益を更新しているソフトバンクグループだけれど、モバイルに関しては端末やサービスの発表会を今後数年間行わない方針を発表するなど、キャリアアグリゲーションによる通信速度の高速化や、VoLTEの導入などを発表済みのドコモ、KDDIと比べるとサービスの革新性だったり面白味にイマイチ欠ける。というのも、なんとなく寂しいなと思ったり(^ ^;
※いちおう、キャリアアグリゲーションについては900MHz帯で利用可能な帯域が広がり次第開始。というようなコメントはあったので、準備が整い次第キャリアアグリゲーションは提供予定かなとは思う。

何はともあれ、健全な競争環境の中で各社がより良いサービスを提供することでユーザにもメリットがある環境が生まれたらいいなと。

ソフトバンクの決算説明会は以下より。
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