楽天、音声通話とLTEデータ通信対応の『楽天モバイル』を提供開始!通信量2.1GBで月額1,600円(税別) 第1弾端末はZenFone 5

楽天は、音声通話&LTEデータ通信に対応する『楽天モバイル』を提供開始することを発表。月額料金は高速データ通信なし(200kbps制限)で1,250円(税別)から、高速データ通信量2.1GBで月額1,600円となっており、MNOと比べて低価格な料金プランが提供される。

楽天モバイルのサービス提供開始を記念したキャンペーンとして、月額料金が1カ月無料となるほか、楽天スーパーポイントが最大で2,500ポイント付与される。

『楽天モバイル』の紹介&申込ページは以下より。

『楽天モバイル』
楽天モバイル

『楽天モバイル』では、ドコモが販売するスマートフォンやモバイルWi-Fiルータ、あるいはiPhoneなどSIMフリー端末を持っているユーザ向けにSIMカードを単体提供する他、第1弾の対応端末としてASUSのZenFone 5(LTE)が26,400円にて販売される。なお、ZenFone 5を購入すると楽天スーパーポイントとして1,500ポイント還元されるため、ポイント還元後の金額は24,900円となる。
※楽天モバイルのWebサイトには『実質』24,900円という表記があるけれど、これは各キャリアのいう『実質0円』のような『実質』ではなく、楽天スーパーポイント還元後の『実質』金額であり、家電量販店でのポイント還元後の価格のようなイメージ。

なお、楽天が販売するZenFone 5は8GBモデルとなっているため、16GBモデルが26,800円、32GBモデルが29,800円で販売されているZenFone Shop(ASUS公式)と比べると、ZenFone 5の販売価格はやや割高に設定されているように感じる。

■容量別ZenFone 5販売価格
8GB:26,400円 (楽天モバイル)
16GB:26,800円 (ZenFone Shop)
32GB:29,800円 (ZenFone Shop)

楽天モバイルで提供される料金プランは以下の4つ。

どのプランにも音声通話サービスとSMSが標準で利用可能となっている他、高速通信容量を超過した場合は通信速度が上下共に200kbpsに制限される。

このほか、3日間の通信量が一定の容量に到達すると通信速度制限の対象となることが明記されており、データ通信量を超過した場合は翌日から通信速度制限の対象となる。。なお、契約月および解約月の通信料は日割りれない。サービスの開始日は申込したSIMカードが到着した日となり、支払方法はクレジットカードのみ。

■『楽天モバイル』料金プラン
楽天モバイル 料金 仕様

料金プランで少々気になったのは、楽天モバイルのWebサイトに『プラン変更不可』と掲載されていることで、各料金プラン間でのプラン変更は行えなくなっているため、プラン変更が必要な場合は現状のプランを一度解約の上、新規申込する必要がある。

なお、その際に過去に使っていた電話番号を利用することはできないため、電話番号を変えずに楽天モバイルプラン変更をする場合、楽天モバイルから他社にMNPで転出 ⇒ 他社から楽天モバイルへ再度MNPに転入時にプランを変更。という非常に面倒なフローが考えられる。

注意事項としては、最低利用期間が全プラン共通で12カ月間に設定されており、最低利用期間中の解約は9,800円の違約金が発生する点。ただし、MNOキャリアの提供する『定期契約プラン』のように自動的な契約更新などは設定されていないため、最低利用期間経過後の解約については解除料が無料。

楽天モバイルでは音声通話対応プランを提供するため、MNPでの他社からの転入および、他社からの転出にも対応。MNPは11月6日より受付開始される。MNP転出の手数料は3,000円に設定されており、多くのMNOが設定する2,000円と比べると若干高めになっている。(ワイモバイルは3,000円で、その他MNOでは2,000円〜となっている)

楽天グループという、インターネット業界の大手がMVNO事業に参入したのは、MNOが音声通話定額制にシフトしていることや、端末販売価格が上がっていることを考えると、それに対抗する勢力として一定の期待をしたいのだけれども、楽天会員であれば申込がカンタンにできるという以外にはあまりメリットを感じず、既に提供されている他社MVNOのプランを真似たような料金プランとなっているので、サービスとしての革新性は物足りない。というのが正直なところ。

楽天グループであるVoIPサービスの『Viber』や、フュージョン・コミュニケーションズの提供する『楽天でんわ』などについても、楽天モバイル以外のユーザも利用可能となっており、楽天モバイル契約者『ならでは』の便利さや使い勝手の良さが見えないので、ひとまずは楽天の販売力に期待しつつ、サービスの強化については今後展開を待ちたいところ。

『楽天モバイル』