都内にて開催された『IIJmio meeting 6』のフリートークにて『技適未取得端末の国内利用を合法化する方針』という趣旨のコメントがあったものの、この発言の趣旨は『外国人観光客などが持ち込んだ端末を法的に問題無く使えるように検討している』という趣旨であり、技適未取得の端末の国内利用を合法化する方向で検討しているのではない。という追記が、IIJの公式Blogにて掲載されている。
IIJのエンジニアによる公式Blogは以下より。
てくろぐ: スマホの選び方・MVNO政策・通信品質再び (IIJmio meeting 6資料公開)
(2015/1/30追記) IIJmio meeting 6「フリートーク」において、「海外から持ち込まれた端末について、法的に問題なく日本国内のSIMで使えるようにしようという方向にある」という趣旨の回答が総務省富岡様からありました。こちらは直前に話題に上った、「訪日観光客などが日本国内に一時的に持ち込む端末」について言及したものと、富岡様よりコメントをお預かりしています。
総務省の担当者の発言内容自体を修正・訂正するものではなく、『(国内在住者を含めた)海外端末の国内利用合法化』というミスリードがあったための追記と思われる。
発言の趣旨については、ITmediaに掲載されているレポートがわかりやすかったので、ちょっと長くなるけど引用してご紹介まで。
IIJmio meeting 6:SIMロック解除の行方は? MVNOの未来はどうなる?――総務省 富岡氏がMVNO政策を語る – ITmedia Mobile
訪日外国人が快適にMVNOのサービスを利用できるようにする
最後は「訪日外国人の国内発行SIMへの差し替え円滑化」について。訪日外国人が日本で携帯電話を利用するには、これまでは国際ローミングが主な手段だったが、これからはMVNO SIMの利用が有力な選択肢になると総務省は考える。しかし、SIMを利用するときの初期設定が煩雑だったり、日本で通信をする海外端末が技術基準が満たすかが十分に整備されていなかったりするという課題がある。
これらを解決すべく、総務省はAPN設定などをより簡単に行えるよう改善する、円滑に本人確認をする方法を周知する、訪日外国人が海外端末を日本に持ち込んだときの法律を整備する、といった取り組みを行っている。海外端末の持ち込みについては、1月26日からの通常国会で電波法改正案を出す予定だ。
該当する説明のスライドはインターネット上に公開されており、『外国人向け』であることが確認できる。