MVNO各社の「WX01」キャンペーン条件、二年間の支払総額を比較 – 35,400円キャッシュバックなど

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4×4 MIMO対応により、全国のWiMAX 2+エリア(20MHz幅)で下り最大220Mbpsに対応する「WX01」が3月5日より発売、12日からは「ブルー」(ディープブルー)も発売されるので、UQコミュニケーションズとそのMVNOのキャンペーン内容および、二年間の支払総額の比較。

WX01のキャンペーン内容比較 – 2015年3月分

事業者 UQコミュニケーションズ @nifty GMOとくとくBB
端末代 クレードルなし:800円
クレードルセット:2,800円
クレードルセット:1円 クレードルセット:0円
契約事務手数料 3,000円 3,000円 3,000円
通信料
※各種割引後、二年間の料金。ISP代を含む
4,380円 4,350円 3,414円
二年間の支払総額
(端末代 + 月額料金 + 手数料)
本体代:2,800円
手数料:3,000円
通信料:103,068円
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合計金額:108,868円
本体代:1円
手数料:3,000円
通信料:98,690円
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合計金額:101,691円
本体代:0円
手数料:3,000円
通信料:77,214円
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合計金額:80,214円
特典内容 特になし 35,400円キャッシュバック 月額料金が割引される
キャッシュバック受取時期 なし 開通月から9カ月目 なし
キャンペーン違約金
(通常違約金とは別)
なし 15,000円 なし
契約年数 二年間 二年間 二年間
契約月のWiMAX通信料 有料 無料
※機器が発送された日が属する月
無料
機器を受取した日が属する月

※「二年間の支払総額」は、契約から3カ月間の通信料割引やその他通信料割引適用後の金額/各種金額は税別

キャッシュバックを含めると、支払総額が最安となるのは@nifty

上記の3社のキャンペーンを比較すると、@niftyの実施する『35,400円キャッシュバック』のキャンペーンが支払総額が最も小さくなる。
※キャッシュバックを通信料割引と考えた場合。

ただし、@niftyのキャンペーンでは通常のWiMAX 2+違約金のほかに、契約から二年以内にWiMAX 2+を解約した場合は「キャンペーン違約金」として15,000円の違約金が設定されているので、契約から二年間の間に解約する場合はキャンペーンのメリットが薄れる。
→契約から二年間の間に解約する場合、実質「キャッシュバックは20,000円」のキャンペーンとなる。(それでもキャッシュバック金額は大きいけれど。)

@nifty WiMAXのキャンペーンは以下より。

キャンペーンで最安 = 最善の選択肢とは限らない

上記で比較しているのはあくまでも「キャンペーン内容」のみで、キャンペーン内容が最も充実しているプロバイダを選ぶべきかと言うと、必ずしもそうではない。というのも、UQコミュニケーションズ本家とMVNOでは、同じWiMAX 2+(やWiMAX)の電波を利用するものの、実際の通信品質については同一ではなく、プロバイダによって実際の実行速度は異なる。

そんなわけで「どのプロバイダがベストか?」を一概に言うことは難しいけれど、やや乱暴に言ってしまえば基本的にはUQコミュニケーションズ本家が通信速度的には最も速くなる可能性が高いので、通信品質を最重視する場合は、敢えてキャンペーン的には手薄なUQコミュニケーションズ本家を選ぶのもアリ。

特に、通信速度が下り最大220Mbpsと従来よりも高速化されている分だけ、実行速度では差が大きくなる可能性もあるので「とにかく快適な通信速度で使いたい」という方はUQコミュニケーションズ本家で契約した方が速度面で不満は少ないように思う。
※この点については、定量的な調査結果などがあればお知らせしたいところだけれど、自分が知るかぎりWiMAX 2+のMVNO間の速度比較のデータは公開されていない。