UQ、WiMAX 2+対応ルーターの新機種発表も3日10GB制限の緩和・通信速度高速化はなし

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UQコミュニケーションズは、2020年1月下旬に発売する新機種として「Speed Wi-Fi NEXT WX06」および、据置型の「WiMAX HOME 02」を発表。

モバイル向けのWX06では、クレードル側に搭載する拡張アンテナがシリーズ最多の4本に増加しているほか、据置型のL02ではWi-Fi側が前モデル比で最大+25%ほど飛びやすくなっているなど、端末側では通信環境の改善が見られる。

■WX06:クレードル側に拡張アンテナを4本搭載
Wi-Fi 2.4GHz帯の拡張アンテナは下部に搭載

しかしながら、WiMAX 2+サービスにおけるスペック上の通信速度(下り最大440Mbps / 上り最大30Mbps)にとどまる点や、直近3日間の通信量が10GBを超えた際の速度制限については、従来サービスと同様。2020年モデルの発売にあわせた高速化や制限緩和は行われない。

■下り最大440Mbps対応のWX03(2016年12月発売)
WX03:下り通信速度が300Mbps超え

同社サービスとして、初めて下り最大440Mbps / 上り最大30Mbpsに対応した「WX03」は2016年12月に発売済みで、WiMAX 2+におけるスペック上の通信総度は約3年ほど高速化がされていない。

au 4G LTEも利用可能なハイスピードプラスエリアモード利用時の速度は下り最大1Gbps以上/上り最大75Mbpsまで高速化されたものの、ハイスピードプラスエリアモードは月間の通信量が通常7GB(auで固定代替契約時は30GB)に制限され、月間容量を超えると当月末まで通信速度が最大128kbpsに制限される。(WiMAX 2+向けの速度制限よりも厳しい制限が適用され、制限開始後の回避方法が無い。)

速度制限:直近3日間10GBを超えると最大1Mbps前後に

通信量が一定を超えた際の通信速度制限についても、今回のタイミングで見直し(制限緩和)は行われない。

UQコミュニケーションズでは、データ通信量が直近3日間で10GBを超えると、夕方〜深夜時間帯(18:00-26:00)に通信速度を最大1Mbpsに制限する。速度制限は2017年2月2日より実施されており、新機種(WX06およびHOME 02)発売で約3年間が経過する。

■UQが公開したトラフィックデータ(2016年12月公開)
3. 見直しにあたっての考え方

「直近3日間で10GB」の速度制限を適用したタイミングでは、従来の「3日間で3GB」で適用していた速度制限から、通信容量の緩和と制限時間帯を短縮する一方で、制限時の速度は実測4Mbps(非公開)→公称で最大1Mbpsへと低速化した。

WiMAX 2+「直近3日間」の通信量に基づく速度制限

項目 変更前
(2017年2月1日まで)
変更後
(2017年2月2日より)
制限対象容量 直近3日間で3GB 直近3日間で10GB
制限対象時間 終日 18時から深夜2時
制限時速度 非公開(実測で最大4Mbps程度) 1Mbps程度

この3年間の動きを振り返ってみると、他社サービスでは、ドコモが2019年春に一部エリアで下り最大1Gpbsを超えるサービスをスタート、同年12月には新料金プランの「ギガホ」のデータ通信量を30GB→60GBに増量するキャンペーンを展開したほか、データ通信量がソフトバンク系の大容量SIMを提供するサービスも増えている。

■下り最大1Gbpsを超える速度に対応するドコモの「HW-01L」
モバイルWi-Fiルーター「HW-01L」、最高速度は下り最大1Gbpsを超える

■ギガホのデータ通信量は30GB→60GBに(キャンペーンで増量中)
ドコモ:ギガホ増量キャンペーン

■ソフトバンク系の大容量SIM「Nomad SIM」
ソフトバンク系の大容量SIM「Nomad SIM」
※写真はプリペイドの「Nomad SIM Prepaid」

WiMAX 2+サービス以外にも「使い放題」に近い使い方ができるモバイルサービスが増えている中で、WiMAX 2+の通信速度の高速化や速度制限に関するルール緩和などが発表されなかった(少なくとも、このタイミングでは)のは、少々寂しいところ。