全世界対応・4G LTE接続も対応の「GlocalMe」を香港・マカオ・中国で使う – 中国で4G LTEが利用可能も「壁越え」は不可

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全世界対応・4G LTE接続にも対応するモバイルWi-Fiルータ「GlocalMe G2」を香港・マカオ・中国で使用してみたので、カンタンに使用感をレビュー。

■香港でGlocalMe G2を使う
GlocalMe G2を使う

GlocalMe G2は、いわゆる「eSIM」を内蔵したモバイルWi-Fiルータで、本体に内蔵されたeSIM上に渡航先に合わせたデータ通信パッケージを国やエリア単位で購入して利用することができるほか、SIMスロットを二つそなえているため、SIMフリーのモバイルWi-Fiルータとしても利用可能。

購入できるデータパッケージは、有効期間が短いもの(30日間など)から、有効期間が1年間と長いものまで多数のパッケージをオンラインで購入可能。
※購入手続はGlocalMeのアカウントを作成後、スマートフォン(など)から購入手続を行う。GlocalMe単体では購入手続は行えない。

■GlocalMe G2で購入可能なプラン例
全世界プラン:全世界で2GB/月、12カ月間 – 335ユーロ
中国・香港プラン:データ通信量3GB、有効期間365日間 – 27ユーロ
全世界1GBプラン:データ通信量1GB、有効期間365日間 – 29.90ユーロ
日本・韓国1GBプラン:データ通信量1GB、有効期間365日間 – 15ユーロ
中国・香港・台湾プラン:データ通信量3GB、有効期間365日間 – 39.90ユーロ
東南アジア7か国プラン:データ通信量1GB、有効期間365日間 – 12.00ユーロ
中国・香港プラン:データ通信量2GB、有効期間30日間 – 13.90ユーロ

今回、GlocalMe G2を使ったのは香港・マカオ・中国の3つのエリア。GlocalMe G2を香港で起動してみると、特にアカウント設定などを行わなくても、香港内では100MBのデータ通信を無料で行うことができた。

■香港では100MB分のデータ通信が無料で利用できた
香港では100MB分のデータ通信が無料で利用できた

今回は香港 → マカオ → 中国と移動する予定だったので、中国・香港で使えるデータ通信量3GB、有効期間365日間で27ユーロのパッケージを購入。同パッケージを香港で購入したところ、初期残高の100MBを使い切ったあとに、データパッケージでとして購入した3GB分のデータ通信量のデータ通信量残高から通信量が引落された。
(各種データパッケージの購入は、オンラインからクレジットカードにて行う)

■中国・香港で使える3GBパッケージを購入
中国・香港で使える3GBパッケージを購入

香港からマカオへ向かうフェリーで電源を入れっぱなしにして使っていたところ、マカオに到着する前まではGlocalMe G2経由でデータ通信を利用することができたものの、マカオに到着後は「ログインして下さい」の表示となり、GlocalMe G2経由での通信が行えなくなった。

■フェリーで香港 → マカオへと移動中:中国・香港3GBパッケージが利用可能だった
香港 → マカオへ移動するフェリー:3GBパッケージが有効だった

■マカオ到着後:「ログインして下さい」の表示に
マカオ到着後「ログインして下さい」の表示に

マカオへ到着した後は、GlocalMe G2の通信経由でデータパッケージを購入することさえできない状態となってしまったこのため、GlocalMe G2でインターネット接続を行うためには、予め事前にパッケージを購入をしておく必要がある。という点は注意。
※GlocalMe G2はSIMスロットを備えるため、SIMスロットにSIMカードを挿して現地SIMから購入するという手段もあるけれど、その場合は素直に現地SIMを使えば良いかなと思う。

前述の通り、中国・香港で使える3GBのパッケージを購入した状態であったけれど、データパッケージを購入していないマカオでは一切利用することができなかったのは残念だけど、「データパッケージの有効エリア内に限りデータ通信を行うことができる」という仕様になっている模様。

マカオに滞在したあと中国(深圳)まで移動すると、購入済みの「中国・香港3GBデータパッケージ」にてデータ通信を利用することができるようになった。

■深圳:蛇口港駅で4G LTE接続が可能
深圳・蛇口港駅で4G LTE接続

ただし、中国大陸でのデータ通信について期待していた「Google各種サービスやTwitter・FacebookなどのSNS利用」については、GlocalMe G2の回線が中国の現地回線からのアクセスになる(=ローミング扱いにならない)ため、中国からはこれらのサービスを利用することができなかった。
※少なくとも、今回購入して試した香港・中国向け3GBパッケージを利用する上では。他のパッケージを購入して利用できる可能性は(高く無いけど)ゼロではない。

中国から「壁越え」ができないのは、類似のサービス「Skyroam」のサービスと同様。GlocalMe G2やSkyroamのように「全世界対応のモバイルWi-Fiルータ」であっても、中国大陸での利用時は基本的にGoogle各種サービス・Twitter・FacebookなどのSNSは利用できない。と考えた方が良さそう。
関連エントリ:世界60か国のデータ通信が1日10ドルの「Skyroam」は現地プリペイドSIMを購入するまでの「つなぎ」に便利 | shimajiro@mobiler

Skyroamのサービスが「1日(24時間)あたりUS$ 10」の定額料金のみで、非常にシンプル料金体系となっているのに比べると、GlocalMeのサービスは利用する国やエリアに合わせてデータ通信パッケージを購入する必要があり、データパッケージの通信量・有効期間・料金は各エリアや国によって異なる。(エリア毎の詳細は公開されていないけれど、4G LTEの対応/非対応エリアもあるハズ)

また、GlocalMeでは「有効期間が365日間、または月間nGBまで使える」プランが提供されており、海外への渡航は頻繁だけれど、1回あたりのデータ通信量はそれほど多く無い。というケースではSkyroamよりも料金を抑えることができる。(使い方次第では、データ通信パッケージの有効期間が短い現地プリペイドSIMカードを都度購入するよりも安上がりになるかも)

そんなわけで、中国大陸で「壁越え」ができない点は不便ではあるけれど、渡航先の通信事業者の周波数帯や、プリペイドSIMカードの料金体系を調べたり、あるいは購入手続そのものが面倒。という場合は、携帯電話各社の提供するローミングサービスよりも安く利用できる通信手段としてGlocalMe G2を選ぶのはあり。
※個人的には、初めて訪問する土地で現地のプリペイドSIMカードを購入するまでの「つなぎ」として便利かなと思う。

GlocalMe G2は日本のAmazonにて約19,000円にて販売されている。
※実は香港よりもちょっと安い。

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