バニラエア:空港使用料などの払戻を無料→4,000円に値上げ、全路線で空港使用料の返金を不可能に

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バニラエアは、2016年9月16日以降の予約かつ、2016年10月30日以降の搭乗分を対象に、航空券を購入後に実際に搭乗しなかった場合の空港使用料などの払い戻しに4,000円(一人/一区間)を新設することを発表。

ただし、払戻対象となる支払済みの空港使用料などの金額が事務手数料(4,000円)を下回る場合は払戻を行うことができない。バニラエアが就航する路線で、空港使用料などが4,000円を超える路線は存在しないため、実質的に空港使用料の払い戻しが不可能となる。

■成田→台北線の空港使用料(1,540円)
バニラエア:空港使用料の払戻を実質的に不可能に

バニラエアのお知らせは以下にて。

【ご案内】旅客・保安サービス施設使用料等に課す払い戻し事務手数料について

当社では2016年9月16日以降のご予約かつ10月30日以降の搭乗分より、お客様のご都合でご搭乗をされなかった場合、官公署又は空港の管理者が課す税金・料金(旅客・保安サービス施設使用料等)の払い戻しに 「諸税等払い戻し事務手数料(4,000円/一人一区間)」 を設けます。

■対象フライト
2016年9月16日以降に予約・10月30日以降に搭乗するフライト

■変更内容
空港使用料などの払い戻しは無料
→ 空港使用料などの払い戻しは4,000円(1人・1区間ごと)

■手数料発生の対象外となるフライト
・コミコミ運賃で予約し、事前にキャンセルした場合
・香港発の航空券を香港ドル建てで支払っている場合

2016年8月27日の時点で、バニラエアが就航している空港で空港使用料などの合計が4,000円を超える路線は無いため、払戻を行えるフライトは現時点では存在しない。

払戻対象外となる条件に関しては以下にて。

旅客・保安サービス施設使用料等の払い戻しには事務手数料がかかります。事務手数料が旅客・保安サービス施設使用料の払い戻し額を超える場合には払い戻しはございません。また事務手数料が旅客・保安サービス施設使用料の払い戻し金額を上回る場合にその差額を徴収することはございません。

ただし、例外としてコミコミ運賃で予約した場合のキャンセルおよび、香港空港を出発する香港ドル建で支払った航空券に関しては事務手数料の発生対象外となり、従来通り無料で返金を行うことができる。

空港使用料などは本来、空港を利用する旅客が負担するべきと言える。航空券を購入時に航空会社が空港使用料などを徴収しているのは、空港使用料の支払を空港で行うことによる混雑を避けるためとすれば、空港使用料の返金に高額な手数料を設け、結果として旅客に対して返金を行わないバニラエアの方針はかなり強引であるように思う。
※海外空港では、チェックイン後・搭乗前に現地で空港使用料を支払いする空港もある。

この他にも、バニラエアでは2016年10月30日搭乗分以降で支払手数料を1区間あたり600円に値上げしており、各種手数料の新設や値上げが相次いでいる。
関連エントリ:バニラエア:2016年冬期スケジュールで支払手数料を600円に値上げ – 手数料は二年間で3倍に値上がり | shimajiro@mobiler

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