「バスタ新宿で渋滞悪化」はミスリード、平日は下り4割改善、渋滞悪化は上りの1割

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産経新聞は、2016年10月5日(水)付けで「バスタ新宿」渋滞緩和のはずが悪化していた 「都合が悪いので」公表せず」というタイトルの記事をWebサイトに掲載。

■2016年4月4日に開業したバスタ新宿
バスの乗車エリア

産経新聞の記事をタイトルだけを読むと、あたかもバスタ新宿の営業開始によって周辺地域の渋滞が悪化していたかのように読めるタイトルとなっているけれど、バスタ新宿の周辺道路の渋滞に関する状況が産経新聞の記事に掲載されている通りであれば「渋滞が悪化した」とされている平日に関しても平日の下りが約4割の渋滞改善、上り方面が1割悪化とされているため、これを以て「全体的に渋滞が悪化」と連想できる記事タイトルはミスリードを誘っているように感じる。

産経新聞のWebサイトに掲載された記事は以下。

「バスタ新宿」渋滞緩和のはずが悪化していた 「都合が悪いので」公表せず(1/2ページ) – 産経ニュース

タイトルにあるように「渋滞悪化」とされる平日分に関しては、下りが約4割改善・上りが約1割悪化。と紹介されている。周辺道路の全体的な交通量として上り方面が多いのか、下り方面が多いのかは明記されていない。

しかし、発表されなかった平日分では、下りで約4割改善していたものの、上りでは西新宿1丁目交差点から約1割悪化していた。

産経新聞の記事タイトルには、国土交通省・東京国道事務所が意図的に情報を公開しなかったことを紹介しながら「バスタ新宿開業によって周辺道路の渋滞が悪化した」と認識させたいという意図を感じるところ。
※ただし、国土交通省 東京国道事務所が平日の混雑状況に関する情報を公開しなかった姿勢自体はフェアではないと思う。

個人的には、新宿駅から東京駅方面(上り)に関しては、バスタ新宿が営業開始してから渋滞が酷くなっている。というのは実感としても感じているところで、この点は今後の改善を希望したいところ。

なお、バスタ新宿はコンビニエンスストア「ポプラ」が落札後に出店を辞退するなどの騒動があったものの、その後出店するコンビニエンスストアはファミリーマートに決定した。
関連エントリ:バスタ新宿:ファミリーマートの出店が決定、現コインロッカー設置エリアに | shimajiro@mobiler

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