UQ、WiMAX 2+「直近3日間で3GB」の制限時速度を6Mbps→4Mbps程度に制限強化

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UQコミュニケーションズが提供するWiMAX 2+サービス向けに適用される「直近3日間で3GB」を超えた際の速度制限が強化されている。

従来は、直近3日間で3GBを超えた状態であっても、最大で6Mbps程度の速度でデータ通信を行うことができていたが、制限時の通信速度が最大で4Mbps程度に制限されている模様。

■WiMAX 2+:直近3日間3GB超過時に速度制限を強化か
WiMAX 2+:直近3日間3GB超過時に速度制限を強化か
※速度制限状態のWiMAX 2+回線をW01で接続してスピードテスト。場所はau SHINJUKUの店内。

au SHINJUKUは店内に屋内型の基地局が設置されており、(速度制限状態でなければ)WiMAX 2+の通信速度が実測値で下り160Mbpsを超えることもあるなど、本来であれば非常に高速な通信速度が得られるスポット。

実際に、過去に行ったWiMAX 2+のスピードテストでは通信速度が非常に高速な結果を記録していた。
関連エントリ:W03を下り最大370Mbpsでスピードテスト – 国内最速モバイルWi-Fiルーターの実力をチェック | shimajiro@mobiler

電波強度的には全く問題が無いハズのau SHINJUKU店内にて、速度制限が適用されている状態で複数回スピードテストを実施してみたところ、通信速度が上り/下りともにおおむね4Mbps程度となった。
※ただし、通信開始直後の速度は「バースト転送」が有効なためか10Mbpsを超えることもあった。

スピードテストの結果からは、WiMAX 2+で直近3日間の通信量が3GBを超えると適用される通信速度制限が強化されていることが確認できるものの、今回の制限強化が、実際にサービスを利用するにあたって著しく大きな影響があるとは感じなかった。

と言うのも、実際に速度制限状態でしばらく使ってみたけれど、速度制限の強化前(上限6Mbps前後)と同様に「電波状況さえ良ければ、速度制限が適用されていてもそれほど極端にストレスを感じることはない」という感じで、個人的にはモバイル用のデータ通信回線としては特に困ることは無い。

今回のWiMAX 2+の制限時速度の変更に関して、UQコミュニケーションズからの公式のお知らせは特に行われていない。付け加えておくと、もともとUQコミュニケーションズでは、WiMAX 2+の速度制限時の速度を「YouTubeの標準画質が問題なく閲覧できる程度」としており、具体的な速度制限の内容および制限時の速度については非公開としている。

UQコミュニケーションズでは、WiMAX 2+のキャリアアグリゲーションと4*4 MIMOに対応することで下り最大440Mbpsに対応する「WX03」を12月上旬より提供開始予定。WiMAX 2+の通信速度高速化は、2015年2月に開始されたキャリアアグリゲーションによる下り最大220Mbps対応以来、1年10カ月ぶりの高速化となる一方で、速度制限時の制限が強化されているのは少々残念なところではある。

UQコミュニケーションズのWebサイトは以下にて。
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