KDDIは、2017年度第2四半期決算を発表。
決算発表後の囲み取材の中で、KDDI田中社長はKDDIの株主優待券によるスマートフォンなどの本体代金割引についても、先日実施したクーポンの割引額の減額と同様(関連エントリ)に、総務省が定めるスマートフォン実質0円販売の禁止ガイドラインに沿うように対応をすることを明らかにしている。
KDDIの決算発表後のコメント内容は以下にて。
クーポン複数枚で“実質0円以下”に~KDDI 田中社長「運用が徹底されていなかった」 – ケータイ Watch
KDDIは、auスマートフォンの端末購入代金から割引するクーポンを、ダイレクトメールや株主優待券などの形で配布している。複数枚のクーポンを組み合わせる適用することで、毎月割による割引額とあわせて「実質0円以下」になるケースがあったという。
(中略)
囲み取材の中で田中氏は、株主優待券として提供している端末購入クーポンについても、今後修正していく方針を示した。
KDDIは、10月7日付けで総務省より是正指導を受けたクーポンによる割引額の減額を発表。10月31日付けで、翌日よりクーポン割引が減額されることを発表するなど、クーポン割引の減額が適用される直前に発表を行った。
株主優待として配布されるau端末割引クーポンについては、既に新規配布が終了となったことがKDDIの株主優待制度のページに明記されている。ただし、既に発行済みのクーポンの減額などは現時点では明らかにされていない。
※株主優待の説明ページには、株主優待によるクーポン割引の廃止が総務省の定めるガイドラインに対応する目的であることが明記されている。
株主優待制度 | 個人投資家の皆さまへ | KDDI株式会社
2016年の優待制度である「au WALLET Market商品詰め合わせ」および「au端末割引クーポン」は廃止し、au WALLET Market商品カタログギフトへ変更となります。
なお、「au端末割引クーポン」の廃止は、「スマートフォンの端末購入補助の適正化に関する総務省による是正指導」を踏まえてのものとなります。