フリーテルのプリペイドSIM「SNS使い放題、VPN・テザリングは課金対象、容量使い切ったらSNSも低速化」が本当か検証してみる

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FREETELのプリペイドSIM「FREETEL Prepaid Data SIM for Japan」を購入してみた。

■FREETEL Prepaid Data SIM for Japan
FREETEL Prepaid Data SIM for Japan

FREETEL Prepaid Data SIM for Japan

今回確認したのは以下の三点。

1.「使い放題」とされている各種SNSが本当に使い放題か?
2.テザリング・VPN接続してのSNS利用は本当に課金対象か?
3.データ容量を使い切った後は、無料対象のSNSも本当に低速化するのか?

SNS使い放題:主要SNSが使い放題

「FREETEL Prepaid Data SIM for Japan」では、Facebook、Wechat、WhatsApp、カカオトーク、LINEの5つのSNSの主要機能が「使い放題」となっており、プリペイドのデータ通信容量を消費しないサービスとされている。

■「FREETEL Prepaid Data SIM for Japan」のSNS無料
FREETEL Prepaid Data SIM for Japan

「SNS使い放題」には一部対象外となる機能も含まれており、課金対象となる機能についてはFREETELのWebサイト上に記載されている。

今回は、無料対象となる5つのSNSで全て無料対象となっているビデオ通話を、それぞれのサービスで1GB以上利用してみた。

■各SNSでビデオ通話を1GB以上利用
各SNSでビデオ通話を1GB以上利用

FREETELのWebサイトに掲載されている通りであれば、5つのSNSのビデオ通話をそれぞれ1GB以上利用しても、それらの利用分に関しては高速データ通信量を消費しないために、引き続き高速なデータ通信が利用できる。

結果として、無料対象となっている各SNSで1GB以上、合計で10GB以上のデータ通信を行った後でも高速データ通信が利用可能だった。

■SNSで合計10GB以上の通信をしても低速化対象にならなかった
SNSで合計10GB以上の通信をしても低速化対象にならなかった

購入した「FREETEL Prepaid Data SIM for Japan」の通常容量を大きく超えるデータ通信を行っても、高速データ通信が継続できたため、同SIMカードの「SNS使い放題」に関してはWebサイトの記載内容通りの模様。(ある意味当然で、予想通りの結果ではある。)

テザリング・VPN接続時もSNSは使い放題

もう一つ気になっていたのは、テザリングやVPN接続時のデータ通信に関しては、無料対象となるSNSの利用に関しても「課金対象となる」(=無料対象ではない)という旨が記載されている。

■テザリングやVPN利用時は「課金対象」とされている
テザリングやVPN利用時は「課金対象」とされている

そこで、「FREETEL Prepaid Data SIM for Japan」を挿したAndroidスマートフォンでテザリングを有効化し、別のAndroidスマートフォンから無料対象となるSNSのビデオ通話を長時間行ってみた。

■「FREETEL Prepaid Data SIM for Japan」を使ってテザリング
「FREETEL Prepaid Data SIM for Japan」を使ってテザリング

■テザリング経由でFacebookのビデオ通話を4GB利用
テザリング経由でFacebookのビデオ通話を4GB利用

無料対象となっているSNSを、テザリング経由で大量にデータ通信を行ってみてもデータ通信速度は低速化しなかった。よって、テザリング経由でのSNS利用に関しては、スマートフォン・タブレット・ノートパソコンなどから直接データ通信を行うのと同様に、高速データ通信量を消費しない(無料対象となる)模様。

VPN接続した状態での利用に関しても同様で、VPN接続をした状態のAndroidスマートフォンを別のAndroidスマートフォンと長時間のビデオ通話を行い、大量のデータ通信を行った後でも引き続き高速データ通信が利用できていた。

よって、Webサイトに記載されている「テザリング経由でのデータ通信およびVPN接続しての各種SNS利用に関しては課金対象となる(データ通信容量を消費する)」という内容は、今回の検証結果とは異なる。
→ただし、FREETEL側が「課金対象」としているため、テザリングやVPN経由でのSNS利用が課金対象となる可能性は十分ありえるので「無料対象になることもある」という程度に認識しておくと良さそう。

規定容量到達後はSNSも低速化の対象になる?

もう1点気になったのは「規定データ量に到達後は、通信量のカウント対象外のSNS利用時も低速化の対象になる。」という点。

■規定のデータ量到達後は無料通信の対象SNSも低速化対象に
規定のデータ量到達後は無料通信の対象SNSも低速化対象に

個人的には、SNSなどを対象としたいわゆる「カウントフリー」対象のサービスは、高速データ通信の通信容量を使い切っても低速化しないものと思い込んでいたので、FREETELのWebサイトに記載されている仕様は違和感があった。
→例えば、LINEモバイルではカウントフリー対象のサービスの利用については、月間の高速データ通信量を使い切っても通信速度制限の対象外。

実際にプリペイドSIMの残高を使い切った状態で各種SNSを利用してみたところ、Webサイトに記載されている通りにデータ通信速度低速化の対象となっており、通常のWebサイトの閲覧などなどと同様に、通信速度が最大で150kbpsに制限された。よって、この点についてはWebサイトに記載されている通りのサービス仕様となっている模様。

ただし、この仕様はFREETELが謳う「SNSが無制限で使える」というセールス内容とは一致しないように思える。

「FREETEL Prepaid Data SIM for Japan」はFacebookやWhatsAppなど、
いつもお使いのSNSアプリをご利用する場合、購入分のプリペイドデータ容量から差し引かれることなく無制限でご利用いただけます。

念のため付け加えておくと、FREETELのポストペイド向けのサービス内容には同様の記載は無いので「規定容量を超えたら通信速度低速化の対象」はプリペイドSIM向け限定の可能性がある。

まとめ:テザリングやVPN接続中はSNSが無料になることも

最後にまとめると、今回確認できたサービス仕様は以下。

1.「使い放題」とされている各種SNSが本当に使い放題か?
→使い放題。高速データの通信量を消費しない。(無料対象の使い方であれば)

2.テザリング・VPN接続してのSNS利用は本当に課金対象か?
→課金対象にならない(こともある)

3.データ容量を使い切った後は、無料対象のSNSも本当に低速化するのか?
→「使い放題」とされるSNSも含めて速度が低速化する。

FREETEL Prepaid Data SIM for Japan

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