香港で使えるプリペイドSIMカードに、データ通信量が18GB・有効期間が1年間と長期間のSIMカードが販売されていたので購入してみた。
■中国移動香港のプリペイドSIM(18GB/有効期間1年間)
■中国移動香港のプリペイドSIM(18GB/有効期間1年間)
販売価格(リテール)はHK$ 288とされているものの、香港空港および街中の中国移動香港のショップでは販売されていなかった。
ショップスタッフの話によると「中国移動香港のショップでは販売していない」とのこと。確かに、中国移動香港のプリペイドSIMカードを紹介するオフィシャルページにも、同SIMカードは紹介されていない。
■空港内や街中の中国移動香港ショップでは取扱いナシ
2018年3月中旬の時点では、深水埗駅(荃湾線)付近の屋台でのみ販売されているのを確認。実売価格はHK$ 170(約2,300円)だった。有効期間の12カ月間で割ると、1カ月あたりの通信料はHK$ 7(約200円)の計算になる。
※全ての屋台で販売されているわけではないので、購入時は何店舗か確認することをオススメ。
■深水埗駅付近のSIM屋台で販売されている
利用開始にあたってパスポート情報の登録など特別な手続は必要無く、SIMカードをSIMフリースマートフォンに挿すと、開通を知らせるSMSが届き、すぐにデータ通信が可能になる。APN設定が必要な際は、APNに「cmhk」を設定すればok。
SIMフリースマートフォンで利用可能なほか、SIMロックを解除したドコモのスマートフォンでもデータ通信が利用できた。SIMロックを解除したドコモのスマートフォンで利用する場合、APN設定(APNにcmhkを設定)が必要。ドコモのスマートフォンでもテザリング利用が可能。(機種によっては非対応の機種があるので注意)
■SIMロック解除したドコモのGalax Note8でも使える
香港は、空港内の両替所やキャリアショップ(中国移動香港/CSL)でプリペイドSIMカードを購入するのが難しく無いものの、今回紹介する「有効期間が1年間の大容量SIM」は、香港を訪問する機会が多い方にとっては、その都度通信手段を用意する手間が省ける(利用開始から1年間は)ため、使い方次第では非常に使い勝手が良い。
個人的には、中国移動香港の国際ローミング用プリペイドSIMや、過去に販売されていた中国大陸でのローミング利用が割安なプリペイドSIMカード(販売終了)をオンラインチャージして使っていたけれど、香港でのデータ通信についてはこちらのプリペイドSIMカードを使うことになりそう。
と言うのも、今回紹介しているプリペイドSIMカードは、行政費(日本で言うところのユニバーサル料金)の引落が無いので「利用しようと思ったら残高がゼロだった」というような心配が不要で、データ通信量が残っている限り、利用開始から1年間使える点でお手軽。
中国移動香港:18GB/1年間プリペイドSIMの概要
商品名:中国移動香港 4G/3G 18GB 本地數據儲值卡
販売価格:HK$ 288(実売価格 HK$ 170)
有効期間:利用開始から1年間
データ通信量:18GB
残高確認:*126#
期間延長:非対応
APN:cmhk
海外ローミング:非対応
管理費(行政費):無料
SmarToneからも同種のSIMカードが販売されてた
なお、中国移動香港と同じく香港のMNOである「SmarTone」からも同種のプリペイドSIMカードが販売されていた。深水埗の屋台での実売価格は中国移動香港のSIMカードと同様のHK$ 170。通信容量は20GB、有効期間は1年間。
■SmarToneも有効期間1年間の大容量プリペイドSIMカードを発売