固定回線代わりに使うWiMAX 2+回線を忘れてしまった代わりに、トラベルルーター(ホテルで使う小型のWi-Fiルーター)に助けられた。という話。
普段、国内旅行・出張時には、ホテルなどなどで使うための固定回線としてWiMAX 2+対応のWi-Fiルーターを使用している。中でも、最近のお気に入りは据置タイプの「L01」(およびL01s)で、本体+充電アダプタはそこそこ嵩張るものの、2泊以上の国内旅行・出張時には欠かさずに持っていくようにしている。(持っていかないと、後悔することが多いので…)
■据置型WiMAX 2+ルーター「L01」
L01は常用しているわけではなく、普段はモバイルタイプのWiMAX 2+ルーターであるWX03またはW04にSIMカードを挿して使うことが多い。このため、国内旅行・出張時にはモバイルタイプのWiMAX 2+ルーターと、据置タイプのL01を持っていくことにしているけれど、先日の出張時にはついウッカリ、WiMAX 2+契約のSIMカードの入ったWX03を持ってくるのを忘れてしまった。
L01は国内出張用のセットとしてカバンの中に放り込まれていたため、「SIMカードは無いけどL01の本体だけ持っている。」という状態で、L01を固定回線として使うことが出来なかった。
そこで役に立ったのが、トラベルルーター(ホテルルーター)で、有線LANによるインターネット接続をWi-Fi経由で接続できるモノ。
どちらかと言えば、無線LAN(Wi-Fi)接続によるインターネット接続が提供されていないホテルなどなどで利用することが主な利用シーンと思われるものの、滞在する部屋とWi-Fiのアクセスポイントまでの距離や同時接続台数などの問題で、Wi-Fi部分がボトルネックになるケースでは、トラベルルーター(ホテルルーター)を使ってインターネット接続をした方が、通信速度が速く品質が安定する場合も。
今回は、そもそも「固定回線を用意するのを忘れた」という(個人的には)致命的なミスだったので、固定回線を利用できるようになっただけでも有り難かった上に、通信速度も上下共に70Mbpsを超えるなど、固定回線経由で快適なインターネット接続が利用できた。
※当然ながら、通信速度については宿泊するホテルの回線次第および同時利用する宿泊客の利用状況などなどによって変わるので、「常に高速なデータ通信が使える」ことが保証されているわけではない。
■WiMAX 2+ルーターを忘れたのでトラベルルーターで代用
と言うわけで、直近の出張ではとても役に立ったトラベルルーターだけれど、残念ながら最近は新製品が登場していない模様。
現在使っている「WRH-583」(2015年発売)は、5GHz帯(IEEE 802.11a/n/ac)と2.4GHz帯(IEEE802.11 b/g/n)の同時使用に対応しているものの、通信速度は最大433Mbps止まり。実用上特に不便を感じているわけではないけれど、スマートフォン側でも866Mbps対応が進んでいることを考えればやや寂しいところ。
Amazonでの「WRH-583」販売ページは以下にて。販売価格は1,500円前後で本体はかなり小型なので、旅行・出張の多い方は備えておくとイザという時に役立つかも。