【奈良バイクシェア】春日大社・平城宮跡歴史公園・近鉄奈良駅を電動アシストつき自転車で周遊

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2018年3月からスタートした、電動アシストつき自転車をシェアする「奈良バイクシェア」を使って、奈良市内の観光名所である「春日大社」や「平城宮跡歴史公園」などなどを周遊してみた。

「奈良バイクシェア」は以下にて。
奈良バイクシェア|自転車シェアリング(シェアサイクル)

■「奈良バイクシェア」で奈良市内を周遊
平城宮跡歴史公園(朱雀門)
※平城宮跡歴史公園(朱雀門)

夜行バスで新宿→近鉄奈良駅へ

奈良市への移動手段は、バスタ新宿からの夜行バス。出発日がド平日だったせいか、数日前の予約でも約6,000円と割安だった。バスタ新宿を23:15出発、翌日06:30頃に近鉄奈良駅に到着。

■夜行バス「やまと号」でバスタ新宿→近鉄奈良駅へ
夜行バス「やまと号」でバスタ新宿→近鉄奈良駅へ

夜行バス「やまと号」が到着する近鉄奈良駅の近くには、「ニッシンパーク近鉄奈良駅前」のポートがあり、同駅を拠点として移動する場合に便利。ただし、JR近鉄駅付近には使い勝手の良いポートは無い。

■近鉄奈良駅最寄りの「ニッシンパーク近鉄奈良駅前」ポート
近鉄奈良駅最寄りの「ニッシンパーク近鉄奈良駅前」ポート

奈良バイクシェアを利用するにあたって、最初に行った手続はWebサイトからの会員登録と「会員証」の登録。

「会員証」を登録しておくと、おサイフケータイ対応のスマートフォン/ケータイなど、FeliCa搭載の交通系カードやスマホ・ケータイを自転車にかざして解錠できるので、ドコモ・バイクシェアのサービスを活用するためには必須。

■スマートフォンを「会員証」に登録する
スマートフォンを「会員証」に登録

ドコモ・バイクシェアのサービスは、東京/横浜/奈良/大阪などエリア毎に別個のサービスとして提供されているため、異なる地域でサービスを利用するためには、それぞれのエリアでサービス登録が必要となる。

「奈良バイクシェア」と近いエリアでは、お隣の大阪府で「大阪バイクシェア」が提供されているものの、両サービスには互換性が無く全く別のサービスとして提供されている。

よって、大阪エリアで「大阪バイクシェア」を利用中でも、新規に会員登録をした上で、個別に利用料金を支払いする必要がある。
※この点は、普段東京エリアで利用している方が他のエリアを訪問した際も同様。この部分で使い勝手が悪いのは早急に改善を願いたいところ。

なお、大阪府に隣接する奈良県は、県外就業者の割合が全国47都道府県の中でも上位にランクイン。「奈良県に住んで大阪府で働く」人の数が非常に多い。
※首都圏における埼玉県/千葉県の在住者が東京都内で就業するのと同様。

■県外就業者の割合(奈良県)
県外就業者の割合
掲載元:県外就業率(奈良県)

「月額プラン」に申込→30分以内返却で1日約70円

「奈良バイクシェア」の料金プランは、東京都内と同様に「1回会員」「1日パス」「月額会員」の3パターン。

■「奈良バイクシェア」料金プラン
「奈良バイクシェア」料金プラン

1回30分までのレンタルが無料(基本料金に含まれる)「月額プラン」は、どちらかと言えば「通勤・通学で毎日使う」ユーザー向け。

しかし、基本料金の2,160円(税込)は日割り計算されるため、「奈良バイクシェア」を利用する日だけ「月額プラン」に申込して「レンタル開始から30分以内に返却して使う」という活用方法もある。
※ただし、目的地がポート付近に無い場合はメリットは薄い。

例えば、近鉄奈良駅→春日大社→平城宮跡歴史公園を移動する場合、1回会員でその都度レンタルすると、

(1)近鉄奈良駅前→春日大社
(2)春日大社駐輪場→平城宮跡歴史公園

となり、最低でも162円×2回 = 324円以上の料金が発生するのに対して、「月額プラン」に登録の上、レンタル開始から30分以内にポートに返却すれば、1日あたりの料金は約70円に抑えられる。

そもそも、1回会員のレンタル料金が「30分162円」スタートとなっているので、極端に言えば「使うことが確定している日は1回会員よりも月額会員の方が割安」という料金設定になっている。
→これは、ドコモ・バイクシェアがサービスを提供する東京・大阪・奈良などのエリアで概ね共通。

■「奈良バイクシェア」の利用履歴
「奈良バイクシェア」の利用履歴
※最後に「返却手続」を忘れてしまったため、30分108円の料金が自動加算されたため、この日の利用料金は178円。

「奈良バイクシェア」主要ポートの紹介

近鉄奈良駅前(ニッシンパーク近鉄奈良駅前)から春日大社駐輪場までの所用時間は約20分だった。

道中は緩やかな上り坂が続くものの、電動アシストつき自転車での移動は、電動アシストの無い自転車や徒歩と比べるとラク。

ただし、道中は自転車で走りやすい道が整っているわけではない。(また、時間帯によっては渋滞することがあるかと思う。)

春日大社駐輪場は「二の鳥居」近くにある「春日大社車舎」のすぐ脇にあり、春日大社を訪問するには非常に便利。ただし、近鉄奈良駅方面から自転車で移動する場合、駐車場を抜けた先にあるため、場所がややわかりにくい点は注意。

■春日大社駐輪場
春日大社駐輪場
春日大社駐輪場

「奈良バイクシェア」は、「平城宮跡歴史公園」のオープンにあわせてサービスが提供開始となったこともあり、歴史公園内にも複数ポートが設置されている。

■平城宮跡歴史公園内(天平みはらし館前)
平城宮跡歴史公園内天平みはらし館前

なお、1日パスの販売は公園内の「平城宮跡歴史公園内天平みつき館観光案内所」にて行われている。市外からの交通アクセスを考えると、JR奈良駅からも近鉄奈良駅に到着してすぐに1日パスを購入することができないのは残念なところ。

■1日パスの購入も可能
1日パスの購入も可能

「1日パス」の購入は、リアル店舗での専用パス購入の他に、Webサイト上からでも手続が行える。新規に会員登録する場合は当日から、既に会員登録が行われている場合は、翌日または翌月を選んでプラン変更が行える。

■会員プラン変更は最短で「翌日から」
会員プラン変更は最短で「翌日から」

「奈良バイクシェア」の1日パスを購入すれば、電動アシストつき自転車が乗り放題になるものの、奈良交通の市内バスが1日500円、2日間パスが1,500円なことを考えると決して割安とは言えない。

奈良交通のバスフリーパスは以下にて。
奈良交通バス フリー乗車券|奈良交通

「奈良バイクシェア」全ポート紹介

「ニッシンパーク近鉄奈良駅前」は、近鉄奈良駅に最寄りのポートで、同駅を拠点にして移動する場合には非常に便利。駐輪できる自転車の台数も多く、使い勝手が良い。

■ニッシンパーク近鉄奈良駅前
近鉄奈良駅最寄りの「ニッシンパーク近鉄奈良駅前」ポート

「春日大社駐輪場」は、春日大社の「二の鳥居」近くの「春日大社車舎」の脇。ほぼ鳥井の目の前と言える場所にあり、「ここに駐輪して良いの?」というのが第一印象。なお、周囲は鹿が棲息するエリアなので鹿には注意。

■春日大社駐輪場
春日大社駐輪場

「なら和み館」は、土産物などを販売している。春日大社から比較的近い距離にあるものの、店の前の道が狭く、時間帯によっては渋滞が激しい。

■なら和み館
なら和み館

「ホテルアジール奈良アネックス」の駐輪ポートは、ラック数が3台分と少ない。複数人で自転車をレンタルする場合、予め人数分の自転車があるか要確認。

■ホテルアジール奈良アネックス
ホテルアジール奈良アネックス

「奈良ロイヤルホテル」は、「ホテルアジール奈良アネックス」と比べてラック数に余裕がある。奈良市役所にも歩いて行ける距離。なお、1日パスの販売も行われている。

■奈良ロイヤルホテル
奈良ロイヤルホテル

「海龍寺駐輪場」は、海龍寺の入口すぐ側にある。ラック数は少ないので注意。

■海龍寺駐輪場
海龍寺駐輪場

「三和西大寺南町ビル」は、大和西大寺駅の南口側から徒歩1分。奈良バイクシェアのポートの中では最も西にある。駅周辺(北口側)の道は狭く、踏切があることもあって自転車で走行しやすいとは言えない。

■三和西大寺南町ビル
三和西大寺南町ビル

「平城宮跡歴史公園」には、「サイクルテーション」の表口と裏口のような距離でポートが設置されている。二つのポートは歩いて30秒ほどなので、どちらもほぼ同じ。公園内の「天平みつき館観光案内所」で1日パスが販売されるなど「奈良バイクシェア」における中心的な施設。

■平城宮跡歴史公園内サイクルステーション
平城宮跡歴史公園内サイクルステーション

■平城宮跡歴史公園内天平みはらし館前
平城宮跡歴史公園内天平みはらし館前

「奈良バイクシェア」は以下にて。
奈良バイクシェア|自転車シェアリング(シェアサイクル)