WiMAX 2+の据置ルーター「L01」を固定回線代わりに使ったレビュー

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WiMAX 2+のホームルーター「Speed Wi-Fi HOME L01」(以下、L01)を固定回線代わりに使ったレビュー。

■L01を固定回線代わりに使用してみた
出張・旅行中の回線として活躍した「Speed Wi-Fi HOME L01」

WiMAX 2+ルーターを固定回線代わりに使った理由は、旅行や出張中に固定回線が使えない(あるいは、満足できる速度で使えるかわからない)シチュエーションが発生するなどで、一時的に固定回線が使えなくなったため。

L01が対応する通信モードは、WiMAX 2+が利用可能な「ハイスピードモード」および、WiMAX 2+とau 4G LTEが利用可能な「ハイスピードプラスエリアモード」の2つ。

au 4G LTEにも繋がる「ハイスピードプラスエリアモード」に設定すると、データ通信量が月間7GBを超えると通信速度が当月末まで最大128kbpsに制限されるので、固定回線代わりの用途には向かない。
→このため、L01を固定回線に使っている間は、専らハイスピードモードに設定して使用。

■WiMAX 2+の通信速度制限

発動条件 直近3日間のデータ通信量が10GB以上 HS+Aモードで月間データ通信量が7GB以上
制限時間 18時〜翌2時まで 24時間(終日)
制限速度 最大1Mbps 最大128kbps
制限解除 直近3日間の通信量が10GBを下回るまたは、2時〜18時までの間は速度制限対象外 月が変わる

今回L01を固定回線代わりに使った環境では、速度制限がない状態で概ね下り40Mbps / 上り 8Mbps程度の通信速度を記録。端末側が対応する通信速度や電波状況から考えると、思っていたよりも上りが健闘している印象。

■下り37.77Mbps / 上り 8.50Mbps
下り37.77Mbps / 上り 8.50Mbps

■電波状況(L01管理画面上)
電波状況(L01)
※WiMAX 2+の電波状況はどちらかと言えばイマイチ。

決して電波状況が良いとは言えないながらも、速度制限が適用されない状態では固定回線代わりに使ってもストレスを感じることなく、光回線などの固定回線経由でインターネット接続をしているのと大きく変わらずに快適なデータ通信が利用できた。

ただし、容量の大きな動画などなどをクラウドサービスにアップロードすると、固定回線と比べてアップロード完了までの時間が長くかかるほか、アップロード中に別の用途でもデータ通信を利用しようとすると、通常時と比べて速度が遅くなり力不足を実感。

この場合でも上りの通信速度が実測値で約10Mbpsはあったため、クラウドサービスへのアップロード完了までの時間が極端に長くなる…ということは無かった。

下り通信速度に比べると注目されることは少ないけれど、上り通信速度はWiMAX 2+の通信速度(上り)のサービス開始当初の10Mbps→30Mbpsへと高速化されており、それなりに大きな容量のファイルをアップロードしても、アップロード完了に必要な時間は短縮されている。

また、通信環境が良ければ実測値で下り150Mbp / 上り15Mbpsを超える速度を記録することもあり、通信環境次第では快適な「旅先でも使える固定回線」という感じ。

■L01s スピードテスト 下り163.11Mbps Up 17.04Mbps(札幌)
L01s スピードテスト 下り163.11Mbps Up 17.04Mbps(札幌)

とは言え、サービスエリアマップでは圏内に見えても、部屋の位置や窓の向きなどなどの条件次第で、WiMAX 2+が圏外になることはあるのが悩ましいところ。

「直近3日間で10GB」を超えると速度制限

前述の通り、WiMAX 2+では「前日までの直近3日間の通信量が10GB」を超過すると、当日18時〜翌2時まで通信速度が上下最大で1Mbps前後に制限される。
(通信容量はハイスピードモード/ハイスピードプラスエリアモードのどちらもカウント対象)

■前日までの3日間の通信量が10GBを超えると速度制限
前日までの3日間の通信量が10GBを超えると速度制限

通信速度が制限されている時間帯では、それほど通信速度を要しないWebサイトの閲覧などなどでも通信速度の低下を感じたほか、複数のデバイスでインターネット接続をしていると、スマートスピーカーの応答(今日の天気は?に対する返事とか)が遅くなる、ストリーミング再生していたRadikoが停止するなど、速度制限による影響は大きかった。

■「3日間10GB」の速度制限適用中
「3日間10GB」の速度制限適用中

「3日間10GB」の通信速度制限は、速度制限の対象となる時間帯が18時〜26時に限定されているものの、この時間帯にインターネット回線を使おうとするとストレスを感じる。

そんな理由もあって、L01を固定回線として使用中にはサービス仕様上の制限である通信速度制限の影響をなるべく受けないように、生活リズムを極端な朝型にして生活したり、速度制限中だけどどうしても快適に作業をしたい…。というタイミングでは、データ通信量に注意しつつスマートフォンのテザリングを経由してインターネット接続を使っていた。(速度制限中は、スマートフォンのテザリングの方が快適に使えるため。)

というわけで「直近3日間で10GB」の制限に引っかからない限りは十分固定回線としても使えるけれど、通信速度制限の対象に制限対象の時間帯にインターネット接続をガンガン使いたい。という場合はちょっと厳しいなという感じ。

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