ドコモは、5Gサービスの商用提供に伴い、2020年3月25日(水)より5G対応の新プラン「5Gギガホ」を提供する。
「5Gギガホ」は、基本的に4G LTE向けの「ギガホ」を踏襲しつつ、通信量を100GBに増量している。通信量はキャンペーン扱いながらも無制限になる。
一方、主回線とデータ容量を共有する「5Gデータプラス」では、ペア回線の通信容量は月間30GBに限定され、使い方次第では4G LTE向けの「ギガホ+データプラス」と比べて、ペア回線側で使えるデータ容量が小さくなる可能性がある。(例えば、スマートフォン+ルーターの組み合わせで後者の方が容量を多く使っている場合など)
ドコモのプレスリリースに記載されている内容は以下。
「5Gデータプラス」契約回線のデータ量は、ペアとなる「ドコモのギガプラン」の利用可能データ量から利用します。ただし「5Gギガホ」とペアとなる場合は最大30GBまでの利用となります。ペアとなる「ドコモのギガプラン」1回線につき「データプラス」1回線のみがお申込み可能です。
報道発表資料 : 「5G」サービスを提供開始 | お知らせ | NTTドコモ
海外ローミングの定額サービス「パケットパック海外オプション」に関しても、4G向けサービスが「国内の通信容量に準拠」としていたのに対して、5G向けのサービスでは通信容量が30GBまでに制限される。
※5Gサービス開始当初は、5Gデータ通信の海外ローミングは提供されず、海外では4G LTEでの通信になる。
海外ローミング利用での30GBは決して少ないわけではなく、多くの利用者にとっては影響無いと言えるものの、「5Gギガホ」では国内のデータ通信量が無制限となるので、従来と同様に「国内と同じように海外でも使える」という使い方をしていると、通信容量の上限に到達する可能性がある。
「5Gギガホ」と「ギガホ4G」の違い
項目 | 5Gギガホ | ギガホ(4G) |
---|---|---|
定期契約 | なし | あり・なし(選択可) |
基本容量 | 100GB | 30GB |
キャンペーン増量 | 無制限 | 30GB |
データプラス回線の通信量 | 30GBまで | ギガホ回線と容量共有 |
パケットパック海外オプション | 30GB | ギガホ回線と容量共有 |
また、上記表に記載した通り、期間拘束(いわゆる二年縛り)は5Gギガホでは撤廃され、定期契約による月額料金の割引(ギガホでは170円/月)は適用されない。
ドコモのクレジットカード「dカード」または「dカード GOLD」を契約し、月額料金の支払い方法をdカードに設定すると、定期契約と同様に月額170円の割引が適用できる。(dカードお支払割)
dカード/dカード GOLDの申込は以下より。
ドコモの携帯電話料金を「dカード」で支払いするメリット・デメリットについては以下エントリでまとめている。