外務省は、インドネシア、フィリピン、ベトナム国民向けのビザ発給条件を、9月30日より大幅に緩和することを発表。3か国の国民向けのビザ発給条件が緩和されるほか、数次ビザの有効期間が従来の最大3年間 ⇒ 最大5年間に延長される。
加えて、パッケージツアー参加者の一次観光ビザの申請手続きの簡素化および、12月1日からはインドネシアに対して、IC旅券の事前登録を行うことでビザ免除を開始する予定となっている。
外務省のWebサイトでの告知は以下より。
インドネシア,フィリピン,ベトナム国民に対するビザの大幅緩和 | 外務省
今回発表されたビザ発給条件の緩和の詳細については以下PDFにて。
インドネシア,フィリピン,ベトナム国民に対する数次ビザ申請手続きの概要 – PDF
3か国向けのビザ申請人の条件は以下。
1回の滞在が30日以内であり,ICAO標準のMRP又はIC一般旅券を所持し,かつ,数次ビザの発給
を希望するインドネシア,フィリピン,ベトナム国民であって,次のいずれかに該当する者(1) 過去3年間に我が国への「短期滞在」での渡航歴及び渡航費用支弁能力を有する者
(2) 過去3年間に我が国への「短期滞在」での渡航歴及びG7(日本を除く)への「短期滞在」での複数
回の渡航歴を有する者
(3)十分な経済力を有する者
(4)(3)の配偶者及び/又は子
端的に言えば『十分な経済力さえあればビザが発給される』という内容になっており、政府の掲げる訪日外国人2,000万人達成に向けて、経済力のある外国人に訪日を促すための規制緩和と言える。
今回ビザ発給条件が緩和される3か国の中では、インドネシアが入国に際してビザが必要となっており、到着ビザの料金が2014年7月よりUSD 35に値上げされているので、日本人がインドネシアに入国する際のビザが免除されるか、あるいは負担が軽減されたら嬉しいなと。