最近利用機会の多いモバイルWi-Fiルータは、ぷららモバイルの定額無制限プランを契約したSIMカードを挿したL-02Fと、WiMAX 2+対応のNAD11の2台。
■ぷららの定額無制限プランSIMをL-02F + WiMAX 2+対応のNAD11を使う
ぷららの『定額無制限プラン』は、その名の通り通信容量が無制限となっているので、通信速度や通信量制限を気にすることなくモバイルデータ通信が利用できる。
通信速度は上下最大で3Mbpsに制限されているため、短時間で大容量のファイルをダウンロードするような使い方は難しいものの、通信容量を気にする必要が無い上に、ドコモの電波を借りてサービスが提供されているため、WiMAXの電波が入りにくいような場所でも、問題無くLTEで接続できることが多い。
■NAD11が圏外でもL-02FはLTE接続で利用可能
WiMAXも基本的に容量無制限のサービスとなっているものの、首都圏では、建物の中や地下鉄トンネルで駅と駅の中間部分で、郊外エリアでは車や電車で移動中に、圏外にはならなくても電波が弱くて通信速度が遅いということがそれなりにあり、ぷららモバイルが中速(最高3Mbps)で安定した速度が出やすいのと比べると、通信速度が速いときと遅い時の差が大きい。(当然、通信速度が速い時はWiMAXの方が快適ではあるけれど)
そんなわけで、特に高速な通信速度を必要としない用途であれば、L-02F経由でぷららの定額無制限プランを使い、PCなどを接続して大量のデータ通信を行う必要がある場合は、WiMAX/WiMAX 2+に繋がるNAD11を使う。というような使い分けをしている。
L-02Fは、連続通信時間がスペック値で13時間と非常に長くなっているのでバッテリ容量を心配すること無くデータ通信を使えるのが、ぷららの定額無制限プランと相性が良く、細かな心配をせずに安定した速度でモバイルデータ通信をできるのが心地よい。それに対してNAD11は、連続通信時間が約7時間で、L-02Fと比べると約半分近くになっており、実際に使ってみると連続通信時間は短く、1日中使っているとバッテリ残量がゼロになることがよくある。
ただ、NAD11もデータ通信を有効にしていない状態であれば、Wi-Fiが有効でもそれほどバッテリを消費しないので、L-02FとNAD11を両方とも常時電源をON、Wi-Fiの自動切断などの機能を無効化した状態で、基本的にはL-02Fに接続して、WiMAX(あるいは2+)の電波状況が良い場所で高速な通信が必要になる場合だけ、スマートフォンやPCのWi-Fi接続先をNAD11に切り替える。という形で運用。
ぷららモバイルの定額無制限プランも通信容量無制限ではあるので、大容量ファイルのダウンロードに使えないこともないけれど、通信速度が遅いとその分だけ通信が完了するのに必要な時間が長くなり、スマートフォンやPCのバッテリ消費も大きくなってしまうため、特にモバイル(電源が取れないという意味)シーンでは通信速度はできるだけ速い回線を使った方がベター。というのが、ぷららモバイルの定額無制限プランとWiMAX 2+の両方を使ってみて感じたこと。
ぷららモバイルの定額無制限プランは、今のところ極端に通信速度が低下して実用に耐えない。と感じたことは無いけれど、今後のユーザ数の増加に伴うトラフィックの増加によっては通信速度が低下する可能性が大いにあるので、その点は少々心配なところで、今後の推移を見守っていきたいなと。
ぷららモバイルの定額無制限プランの申込は以下より。
ぷららモバイルLTE 定額無制限プラン|ぷらら
※10月13日現在、申込から商品の出荷までに数週間程度の時間が必要となっているので、利用予定の方は早めに申し込んでおくと良さそう。