KDDIは、2014年冬モデルよりVoLTE対応機種を発売することを発表。VoLTE対応端末向けに提供されるSIMカードは『nanoSIMカード Ver.4』と呼ばれ、従来のLTE/3G対応端末向けのSIMカードと異なるSIMカードが採用されている
KDDIの商品発表会で、VoLTEのデモ機で使用されていたSIMカードは以下。
■『au VoLTE』対応端末向けのSIMカード
VoLTE対応端末向けのSIMカードは、従来のLTE/3G対応端末向けのSIMカードとは異なるデザインとなっている。
展示会で確認したところ、VoLTE対応端末向けのSIMカードはVoLTE対応端末向け専用となり、VoLTE非対応端末向で利用した際には動作保証の対象外。逆に、VoLTE非対応端末向けのLTE/3G対応のSIMカードをVoLTE対応端末で利用した場合についても同様に、動作保証の対象外となるため、同じのキャリアのSIMカードを使っても、利用する端末とSIMカードの組み合わせによっては正常に通信できない可能性がある。
KDDIが先日発表したVoLTE対応の2機種は、共に国内での利用時は音声通話&データ通信の両方でLTEのみ利用可能な仕様となっている。※国際ローミングで利用時はW-CDMAなども利用可能
au VoLTEについては、2014年冬モデルとして投入する『isai VL LGV31』と『URBANO V01』2機種より対応するものの、現在発売中のAndroid端末についてはサポートする予定が無い。としており、発売中のGALAXY Note Edge(SCL24)やXperia Z3(SOL26)などについては、VoLTE対応の予定が無い。
ここで気になるのは、端末的にはVoLTEに対応しているiPhoneへの対応で、iPhoneについては『相手もあるので、具体的には答えられない』としながらも『いつかは対応するのではと思っているが、具体的にはコメントできない』と、質疑応答にてコメントしており、具体的な対応予定(対応そのものおよび対応時期)が不明。
iPhoneのVoLTE対応については、既にAndroid端末向けにはVoLTEサービスを提供開始しているドコモについても具体的な対応予定を明らかにしておらず、各社ともにVoLTE対応には少々時間がかかる可能性もありそう。