政府観光局は、2014年10月の訪日外国人数を発表。2014年10月の訪日外国人数は127万人で単月としては過去最高となった他、2014年1月 〜 10月の累計では1,100万人となり、過去最高だった2013年の1,036万人を突破して早くも過去最高記録を更新している。
政府観光局の発表(PDF) は以下より。
訪日外客数(2014 年 10 月推計値) – 日本政府観光局
2014年10月の外国人数を国別に見ると以下。
1位.台湾 260,300人 (2014年累計 2,381,200人)
2位.韓国 249,600人 (2014年累計 2,245,400人)
3位.中国 223,300人 (2014年累計 2,011,800人)
人口僅か2,300万人程度の台湾からの訪日外国人数が230万人を超えており、10月末の時点で人口の10%が1年間に日本を訪れている計算となる。台湾からの訪日外国人数は、2014年末までに280万人程度となる可能性があり、前年と比べて大幅に訪日外国人数が増加している。
政府観光局の公開しているデータで確認できる範囲では、日本への訪問が多い国は長らく韓国首位となっていたものの、2014年は初めて韓国に代わって台湾からの訪日外国人が首位となる可能性が高まっている。
日本政府は、訪日外国人数が年間2,000万人に到達することを一つの目標とし、これにあわせてアジア各国へのビザ免除などを進めており、今後も訪日外国人数は増加する可能性が高い。
直近でビザ免除が実施されるのは、IC旅券を持つインドネシア人(事前登録が必要)向けのビザ免除で、日本の約2倍となる約2.5億人の人口を誇るインドネシアからの訪日がどの程度増加するのか興味深いところ。
なお、インドネシア 〜 日本を直行するLCCはいまのところ就航していないけれど、インドネシアには長距離専門のLCC『インドネシア・エアアジアX』が設立され、バリ島 〜 メルボルンに就航を予定しているので、飛行時間などなどを考えると日本 〜 インドネシア間のLCC就航もそう遠い未来では無さそう。
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