下り最大370Mbps対応のモバイルWi-Fiルータ「W03」にmineo契約のSIMカードを挿して使う方法のご紹介。
■モバイルWi-Fiルータ「W03」をmineoで使う
W03はKDDIより発売済み、UQコミュニケーションズとそのMVNOからは7月1日より発売予定のモバイルWi-Fiルータで、KDDIの4G LTEとWiMAX 2+に対応する。
KDDI系のMVNOサービスを提供するmineoでは、ハイスピードモード、ハイスピードプラスエリアモードのどちらも利用が可能だった。
※ただし、ハイスピードモード設定時もmineoで契約している通信量の範囲内での通信となるので、mineo + W03をハイスピードモード(WiMAX 2+)で使うと通信速度制限の対象外!というような話ではない。
W03をmineoのSIMカードで利用するためには、W03にmineo契約のSIMカードを挿し、W03のWeb UI(管理画面)にログインした上でAPN設定が必要。Web UI(管理画面)へのログインとAPN設定に必要となる情報は以下。
■W03 Web UI(管理画面)ログイン情報
IPアドレス:192.168.100.1
ユーザ名:admin
パスワード:IMEIの下5桁
※初期設定時の内容。
■mineo APN情報
APN:mineo.jp
ユーザ名:mineo@k-opti.com
パスワード:mineo
■W03をmineoで使う
APN設定が完了し、接続先としてmineoのAPN(W03では「プロファイル設定」)を指定すれば、mineo契約のSIMカードを使ってW03でハイスピードモード・ハイスピードプラスエリアモードのどちらでも通信が可能になる。
通常のWiMAX 2+の契約の場合、ハイスピードプラスエリアモードを使うと、通常は1,005円/月の「LTEオプション」が発生するほか、月間の通信量が7GBを超えると速度制限の対象となってしまうけれど、今回のようにmineo契約でW03を利用する場合、LTEオプションについては無料(そもそもそういったメニューが無い)になるうえ、ハイスピードプラスエリアモードで7GBを超えたことを理由に速度制限対象とは鳴らない。(単純に、mineoで契約している容量の範囲内で高速通信が可能になる)
そんなわけで、mineoでW03を利用する場合、下り最大370Mbpsに対応しており、なおかつ通信可能なエリアも広くなる「ハイスピードプラスエリアモード」で使うことをオススメ。ただし、速度面に関してはKDDI契約であっても、下り最大370Mbpsを体験するのは難しかったので、MVNO契約で「下り最大370Mbps」を期待しすぎてもあまり意味は無いかも。
関連エントリ:W03を下り最大370Mbpsでスピードテスト – 国内最速モバイルWi-Fiルーターの実力をチェック | shimajiro@mobiler
過去に発売済みのW01やW02と比較すると、W03はauの4G LTEで対応周波数に2GHz帯(B1)が加わっている点や、au 4G LTE間でのキャリアアグリゲーション(下り最大225Mbps)が利用可能となっているため、今回紹介しているようにmineoの契約で使う場合、基本的にはハイスピードプラスエリアモードに設定して使うことをオススメ。
なお、2016年6月16日の時点ではmineoの動作確認機種にはW03は記載されていないので、W03をmineo契約のSIMカードにて利用する場合は自己責任にて。
mineoのサービス詳細&申込は以下より。
mineo