「海外からの不審な電話着信」が話題となっているので、ドコモ・KDDI・ソフトバンクの各社が提供する国際電話サービスの停止方法を調べてみたところ、国際電話サービス(国内から海外への通話)そのものを利用手続を提供しているのはドコモのみで、KDDI・ソフトバンクについては海外への電話発信そのものを停止する手続は提供されていなかった。
ドコモ:WORLD CALLの利用停止で海外への発信を停止可能
ドコモは、海外向けの国際電話サービスを「WORLD CALL」として提供しており、「WORLD CALL」を利用停止することで海外への音声通話発信を行えなくすることが可能。
※「WORLD CALL」の月額基本料金は無料となっているので、基本的には新規契約時に特に意識せずに申し込みされているケースが大半かと思う。
オンラインでの「WORLD CALL」利用停止は以下にて。
ドコモオンライン手続き | My docomo | NTTドコモ
■ドコモオンライン手続>国際/データ通信
■dアカウントでログインする
このあと、WORLD CALLの利用を停止する手続が可能なハズだけれども、ドコモオンライン手続がメンテナンス中で実際の手続までは出来なかった。(本来はできるハズ)
au「au国際電話サービス」
auの携帯電話サービス加入者向けに提供される「au国際電話サービス」は、事前手続なしで国際電話が利用可能。
(逆に言うと、海外への発信そのものを停止することはできない模様。)
au向けの国際電話サービスは以下にて。
海外へかける(au国際電話サービス) | 国際サービス:サービス・機能 | au
auなら、日本から海外へ、手続きなしですぐに国際電話がかけられます。
au国際電話サービスとは、お客さまが現在お使いのau電話から、手続きなしで、誰でも手軽に国際電話が利用できるサービスです。
ソフトバンク「国際電話サービス」
ソフトバンクも、auと同様に申込不要で利用可能な「国際線電話サービス」を提供している。こちらも、国際電話サービスそのものを停止する方法については案内が見つからず、auと同様に「海外への発信そのものをできなくする」手続は用意されていない模様。
ソフトバンクの国際電話サービスについては以下。
国際電話サービス | 国際サービス | サービス | モバイル | ソフトバンク
いつものケータイから手軽に海外へ電話ができます。ご利用方法、サービスエリア・料金、iPhone からの国際電話についてご案内いたします。
「不審な電話は折り返ししない」がベター
「海外へ電話をかけることはまず無い」という方向けに、海外への電話発信そのものを制限する方法をご紹介したけれど、基本的には「不審な電話には折り返ししない」ことをオススメ。
というのも、海外向けの音声通話料は国内と比べてかなり割高に設定されており、各社の(国内向け)音声通話定額サービスの対象外となっているので注意。
最近話題となっている、パプアニューギニアへの国際電話に関する料金は以下。
ドコモとauも「パプアニューギニアからの不審電話」に注意呼び掛け – ケータイ Watch
ちなみに両社の国際電話の通話料を見ると、パプアニューギニア宛の場合、ドコモは平日昼間(午前8時~午後7時)は68円/30秒、それ以外は63円/30秒で、auは65円/30秒とのこと。昨日お伝えしたように、ソフトバンクの携帯電話からパプアニューギニアに電話すると249円/30秒と約4倍の料金となっている。