楽天は、プラスワン・マーケティングが「FREETEL」ブランドで展開するMVNO事業を買収。
2017年11月1日からは楽天に事業が継承されており、2018年1月中には「楽天モバイル」ブランドへ統合される予定となっている。
楽天のMVNO事業回線数が140万回線を突破 | 楽天株式会社
なお、承継対象の「FREETEL SIM」などの通信サービス(注)は、2018年1月中を目途に、「楽天モバイル」へとブランド統合を予定しています。サービスの内容および料金、適用中のキャンペーンや問い合わせ先などに変更はなく、現在お使いの方は、手続きや設定変更をすることなく、これまで通りサービスをご利用いただけます。
MVNO事業「FREETEL」の買収に関連して、家電量販店大手のヨドバシカメラが、プラスワン・マーケティングの大株主であることが明らかなった。
■プラスワン・マーケティングの株主構成
プレスリリース:会社分割(簡易吸収分割)による事業の承継 に関するお知らせ | 楽天株式会社
「FREETEL」のMVNO事業が譲渡される11月1日以降、ヨドバシカメラ店頭での「FREETEL」の新規受付や、プリペイドSIMの販売はどうなるの?
と思って実際にヨドバシカメラ店頭をチェックしてみたところ、MVNO事業に関してはヨドバシカメラ店頭から完全に撤退しているようで、ポストペイドだけでなく、主に訪日外国人向けのプリペイドSIMカードも販売が終了していた。
■ヨドバシカメラ:「FREETEL」の取扱いを終了
■オンラインでも「FREETEL」のプリペイドSIMの取扱いを終了
ちなみに「ビックカメラ」では、訪日外国人向けのプリペイドSIMの販売が継続されていた。
■「ビックカメラ」では訪日外国人向けのプリペイドSIM販売継続(在庫限り?)
楽天によってFREETELのMVNO事業が買収がされる前に話を戻すと、ヨドバシカメラでは店舗内の一等地と言えるエリアにフリーテルのブースが設置されるなど、店舗内でかなりフリーテルが優遇されており、FREETELが「シェアNo.1」としていた広告も、ヨドバシカメラ内ではシェアNo.1であった可能性は十分ありえる。
→なお、この点については消費者庁により優良誤認であると指導を受けた(関連エントリ)
■ヨドバシカメラ店頭でのフリーテルのブース
資本関係の影響からか、蜜月とも言えるFREETELとヨドバシカメラの関係はMVNO事業を楽天に売却したことによって終了となり、店頭から跡形も無く消え去ってしまったのは、同店でFREETELを契約した方や、FREETELを応援していた方にとっては寂しい出来事と言える。
※なお、「FREETEL」ブランドの端末についてはヨドバシカメラでも販売が継続されていた。