台湾高速鉄道(台湾新幹線)の普通席(自由席&指定席)が3日間乗り放題になる、台湾新幹線3日間乗り放題パス(Taiwan High Speed Rail Pass)を購入してみた。
■台湾新幹線 3日間乗り放題パス(Taiwan High Speed Rail Pass)
台湾新幹線3日間乗り放題パスは、旅行代理店(JTB等)や、台湾高速鉄道の公式Webサイトなどなどで取扱されている。
今回は、台湾現地の旅行代理店である「KKday」にて購入。
販売価格は2,200台湾ドルで、日本円換算で約8,300円。
台湾新幹線3日間乗り放題パスを販売している旅行代理店は多数あるものの、「KKday」では購入日の翌日からパスの受取&利用開始ができるので、台湾への旅行が急遽決まった場合などでも心強い。
また、購入できるのは「台湾籍以外の外国人」となっているため、現地在住の留学生や労働者も、旅行・出張等に使うことができる。
→旅行代理店によっては、利用開始日の数日前までに購入が必要。としているケースもあるので、お急ぎの場合は注意。
「KKday」のWebサイトでの紹介・販売ページは以下にて。商品説明および注文は日本語が表示されるので安心できる。
とってもお得な乗り放題】台湾新幹線パス※外国人限定 – KKday
台湾新幹線3日間乗り放題パス:購入方法
台湾新幹線3日間乗り放題パスは、大人1名あたり2,200台湾ドル、子ども(6歳〜12歳まで)は1名あたり1,100台湾ドル。支払代金はWebサイト上に日本円で表示される。
「KKday」のWebサイトでは、利用開始日から連続した3日間が使い放題になる3日間パスと、有効期間7日間のうち、利用初日に加えて任意の1日が乗り放題になる「7日以内のお好きな2日乗り放題パス」(フレキシブルパス)が販売されている。
→今回は「連続した3日間乗り放題」パスを購入したので、以下の説明は「3日パス」に関するもの。
■利用日開始日、購入商品、購入枚数を入力する
購入する商品を選択後、注文者情報を入力する。
注文者情報に必要となるのは、ローマ時(姓名)、国籍、電話番号、メールアドレス。電話番号については日本の電話番号で問題無く登録可能。
日本の携帯電話番号090-1234-5678を登録する場合は、+8190-1234-5678とすればok。(先頭の0を+81に置き換える)
■注文者情報を入力する
続いて、パスポート情報を入力する。ここで入力するパスポート情報は、3日間乗り放題パスに記載され、台湾新幹線に乗り降りする度に、有人改札にてパスポート情報と3日間乗り放題パスの情報に相違が無いかを確認されるので、間違えて登録しないように注意。
■パスポート情報を入力する
続いて、支払情報(クレジットカード情報)を入力する。
クレジットカードは、VISA/Master/JCBに対応。
■支払情報(クレジットカード情報)を入力
正常にクレジットカード情報が受付されると、その場で支払完了となる。
■支払完了
正常に注文が受付されると、注文者情報に入力したメールアドレス宛に購入確認証明(バウチャー)がPDFにて送付されるので、購入確認証明(バウチャー)を印刷の上、台湾新幹線(高鐵)の乗車券販売窓口にて3日間乗り放題パスと交換する。
■購入確認証明(バウチャー)
実際には、PDFで送付されたバウチャーをスマートフォンで表示し、台湾新幹線のチケットカウンターで提示すれば3日間乗り放題パスを受け取ることができたので、バウチャーの印刷に関しては必須ではない模様。
※もちろん、印刷して持っていた方がベター。
■台湾新幹線の窓口でバウチャーを提示、3日間乗り放題パスを受取する
予約不要で「自由席が使える」メリットも大きい
台湾新幹線3日間乗り放題パスは、「有効期間中の3日間、台湾新幹線が乗り放題」という非常にシンプルなルールで、例外条件などなどは特に設定されていない。
※強いて言えば、ビジネスクラスには乗る事ができない。
ただし、乗車・降車の際には、必ず改札にいる駅員にパスポートと台湾新幹線3日間乗り放題パスを提示して改札を通る必要があるほか、指定席を購入する場合は台湾新幹線のチケットカウンターに並ぶ必要がある。
チケットカウンターは、曜日や時間帯によっては混雑することもあるので、指定席を購入する場合は予め余裕を持って駅に到着することをオススメ。
台湾新幹線3日間乗り放題パスでは、事前に複数区間の指定席を購入することもできるので、一度に複数の区間を指定して購入もアリ。
■指定席を購入する場合は、チケットカウンターでの発券手続が必要
逆に言うと、自由席での乗車ついては予約手続などなどは不要。新幹線の出発まで時間が限られている場合や、チケットカウンターが混雑している場合、または移動区間が短いので自由席で着席できなくてもok。という場合には、チケットカウンターにて指定席を購入せずに、直接改札に行って自由席に乗るのもあり。
実際に、予定していたよりも時間が前倒しになったり、経路を変更したりすることが多かったので「自由席なら発券不要で飛び乗れる」(有人改札を通過する必要あり)となっているのは、かなり助けられた。
※事前に予約していた列車よりも前の列車に乗ったり、予定していた経路を変更しても問題無く乗れる。
■自由席なら事前予約不要、有人改札通ってすぐに乗車もok
新幹線3日間乗り放題パスを使って台湾周遊
台湾新幹線3日間乗り放題パスを使って移動した区間は以下。
参考までに、通常運賃で購入した場合の運賃も記載。
●台湾新幹線3日間乗り放題パスで移動した区間
日程 | 出発駅 | 到着駅 | 通常運賃 |
---|---|---|---|
1日目 | 桃園 | 台中 | $540 |
台中 | 台北 | $700 | |
3日目 | 台北 | 左営(高雄) | $1,490 |
左営(高雄) | 台南 | $140 | |
台南 | 桃園 | $1,190 | |
合計金額 | $4,060 |
※2日目は新幹線での移動なし(当初はする予定だったけど、計画変更した。)
台北↔左営の通常運賃が1,190台湾ドルで、台湾新幹線3日間乗り放題パスの販売価格は2,200台湾ドルとなっているため、通常運賃を支払いして台北↔左営(高雄)を往復するよりも割安となる。
このため、同区間を台湾新幹線で往復する場合には、台湾新幹線3日間パスを検討する価値がある。
→ただし、乗り放題パスを使わない場合でも、早めに購入することで割引が適用される場合もある。
台湾新幹線での移動は、台湾の西側(台北エリア↔高雄エリア)を非常に効率的に移動できるだけでなく、定時制が高く、移動中の揺れも小さいので、非常に快適。
なお、台湾新幹線の駅は、市内中心部からは離れていることが多いので、台湾新幹線を使って各都市の中心部へ移動する場合は、乗継に必要な時間にも注意が必要。
台湾新幹線の主要駅に隣接する駅および路線、中心部までのアクセスに必要となる時間は以下。
●台湾新幹線:主要駅と隣接する交通機関・中心部までの所要時間
新幹線 (高鐵)駅 |
隣接駅および中心部へのアクセス |
---|---|
台北駅 | 台湾鉄道、台北地下鉄・桃園地下鉄などと隣接 |
桃園駅 | 桃園地下鉄と隣接、バスまたは地下鉄で桃園空港まで約20分 |
台中駅 | 台湾鉄道「新烏日駅」と隣接、台湾鉄道の台中駅まで約10分 |
台南駅 | 台湾鉄道「沙崙駅」と隣接、台湾鉄道の台南駅まで約20分 |
左営駅 | 台湾鉄道および高雄捷運(地下鉄)「左営駅」に隣接、高雄駅まで約15分 |
上記の駅のうち、新幹線駅から市内中心部までの移動が特に長く感じたのは台南駅。他の都市の新幹線駅と比べて、市内中心部までの移動に係る所要時間が長い点には注意。
■台鉄台南駅
「KKday」での紹介ページは以下にて。
とってもお得な乗り放題】台湾新幹線パス※外国人限定 – KKday