ドコモの新料金プラン「ギガホ」と、名前が似ているUQ WIMAXのWiMAX 2+サービス「ギガ放題」を比較。
■ドコモの「ギガホ」
結論から言うと、両プランは「制限状態の通信速度が最大1Mbps」という点が共通ながら、ドコモの「ギガホ」の高速データ通信量が月間30GBまでで主にスマートフォン向け(音声通話対応)、WiMAX 2+の「ギガ放題」が月間の容量制限なしで音声通話不可(Wi-Fiルーター専用)のため、対象となるデバイスやプランは大きく異なる。
■UQ WiMAXの「ギガ放題」はWi-Fiルーター向け
対象端末や通信速度制限の違いは以下の通り。
■ドコモ「ギガホ」とUQ WiMAX「ギガ放題」の整理
項目 | ドコモ「ギガホ」 | UQ「ギガ放題」 |
---|---|---|
月額料金 | 4,980円 | 4,380円 |
対象端末 |
スマートフォン タブレット |
Wi-Fiルーター |
音声通話 | 対応 | 非対応 |
通信量 | 月間30GBまで | 月間の通信量上限なし |
速度制限 | 30GBを超えると当月末まで上下最大1Mbpsに制限 | 直近3日間の通信量が10GBを超えると、翌日18-26時まで上下概ね1Mbpsに制限 |
※ギガホの月額料金は二年契約、みんなドコモ割、ドコモ光セット割適用時
※ギガ放題の月額料金は二年契約(または三年契約)、UQ Flatツープラスおトク割&長期利用割引適用時
※UQ WiMAXでLTE接続時(ハイスピードプラスエリアモード)の話は割愛
WiMAX 2+の通信速度制限は「前日までの直近3日間の通信量が10GBを超えた場合」に、翌日18-26時まで。速度制限対象となる夕方〜深夜時間帯が過ぎれば、直近3日間の通信量が30GBでも100GBでも通常速度で通信ができる。
また、実際にWiMAX 2+が速度制限状態になると「概ね1Mbps程度」に速度が制限されるものの、通信を開始した直後は数Mbpsの速度がでる仕様にするなど、速度制限下でもストレスを感じにくいようにチューニングがされている。(それでも、制限中の通信速度はそれなりにストレス。)
ドコモが速度制限時の通信速度を1Mbpsに設定するのは初めて(従来は128kbps)なので、制限状態での通信がどれだけ使いものになるのかは興味深いところ。