WiMAX対応のモバイルWi-Fiルータ『WM3800R』のファームウェアがバージョンアップされ、新しく追加された『パワーセーブ通信』を有効にすると、連続通信時間が8時間 ⇒ 10時間に延長するなどの本体機能の改善が行われている。
■ファームウェアが更新されたWM3800R
メーカーであるNECアクセステクニカのWebサイトは以下より。
AtermWM3800R|ソフトウェア|ダウンロード|AtermStation
WM3800Rのファームウェアバージョン1.1で追加された機能は以下。
(1)リモート起動のON/OFFを本体操作のみで設定変更可能に
(2)パワーセーブ通信(Wi-Fiの省電力化)により、連続通信時間を8時間 ⇒ 10時間に延長
(3)切り忘れ防止機能の対応
(4)Mac OSでUSB接続した際にWM3800Rが再起動する不具合を修正
新機能として大きいのは(2)のパワーセーブ通信への対応による連続通信時間の延長。
パワーセーブ通信を有効にすると、無線LANのセカンダリSSIDは利用不可になったり、Wi-Fi通信の反応が遅くなる場合がある。とされているけれど、個人的にはセカンダリSSIDを使うことはほとんど無いので、Wi-Fi通信が遅くなるなどが無ければ大歓迎(^ ^)
※『パワーセーブ通信』を有効にした際にWi-Fi通信が遅くなるかどうかは、検証できていない。
■WM3800R – パワーセーブ通信
設定はWM3800Rに接続した状態で http://aterm.me にアクセスし『クイック設定WEB』にログインして設定変更を行う。
パワーセーブ通信を有効にする方法は以下。
クイック設定WEB > ECO設定 > パワーセーブ通信設定
セカンダリSSIDが利用できなくなるなどの弊害はあるけれど、連続通信時間が8時間 ⇒ 10時間へと拡大されるメリットは大きく、前モデルであるWM3600Rの連続通信時間10時間からスペックダウンとなっていたWM3800Rのデメリットを払拭することができる機能追加と思う。
推測にはなるけれど、WM3800Rで連続通信時間が短くなったことに対するネガティブな反応に対して、メーカー側が『なんとか連続通信時間を延長する方法』として考えたのが『パワーセーブ通信』で、セカンダリSSIDが利用不可になるなど、いくつかの弊害はあるけれど、連続通信時間についてはスペック上、前作WM3600Rと同じだけの数値に仕上げたあたりには、メーカーとしてのコダワリを感じずにはいられない(^ ^;
さっそくファームウェアのバージョンアップをしてみたけれど、ファームウェアのバージョンアップ後も設定内容はリセットされることがなく、バージョンアップ前と同じ設定になっているので安心できる。
WM3800Rを新規に購入する場合は、本体 + クレードルのセットが初期費用無料&30,000円相当のキャッシュバックが受けられるSo-net WiMAXがオススメ。
So-net WiMAXのキャンペーンサイトは以下より。