携帯電話とPHSを跨ぐナンバーポータビリティが2014年10月1日より開始!

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携帯電話番号を変えずに、携帯電話会社を乗り換えする『ナンバーポータビリティ』(MNP)を、現在の携帯電話会社間に限定された状態から、PHSを含んでMNPが可能とする方針を総務省が明らかにし、同時にパブリックコメントの募集を開始している。

総務省の報道資料は以下より。

総務省|電気通信番号規則の一部を改正する省令案に対する意見募集

(2)携帯電話とPHS間の番号ポータビリティの施行日
 平成26年10月1日
 ただし、番号ポータビリティに係る試験等に対応するため、端末系伝送路設備を識別する電気通信番号に係る改正については平成26年4月1日とする。

1年後の2014年10月1日より、携帯電話とPHS間のMNPを開始することが決定されている。

現在、PHSのサービスを提供しているのはウィルコムのみとなっており、端的に言うとウィルコムと携帯電話各社の乗り換えが、電話番号を変えずに行うことが可能となる。

ウィルコムは070番号を対象にした『ウィルコム定額』や、全ての電話番号を対象に、1回につき10分まで、月間500回まで音声通話がかけ放題になる『だれとでも定額』を提供しており、070番号同士の音声通話『ウィルコム定額』の利用者が、番号だけでは相手が定額対象かどうかわからないことを防ぐために、発信時に相手先の電話番号がWILLCOMの電話番号かどうかわかる『ウィルコム呼び出し音』を2013年7月29日より提供開始している。

『ウィルコム呼び出し音』サービスについてはWILLCOMのWebサイトにて。
ウィルコム呼び出し音 | サービス・機能 | ウィルコム(WILLCOM)

PHSと携帯電話の間でMNPを利用した乗り換えが可能になることで、電話番号が変わってしまうために、PHSから携帯電話会社への乗り換えができなかった方(あるいはその逆のパターンも)には朗報。

他社からの乗り換えであるMNPでの契約については、端末購入に係る費用や毎月の通信料を安くするなど、各社優遇を行っており、PHSと携帯電話の間でMNPが可能になることで競争促進が期待される。

一方で、ソフトバンクモバイルでは、同一のグループに属するイー・アクセスからの乗り換えについては、他社からの乗り換えと比較して端末代を高くするなどの差をつけていることがあるので、WILLCOMからソフトバンク/イー・モバイルへ転出を考えている方、またはソフトバンク/イー・モバイルからWILLCOMへの乗り換えを考えている方は要注意。