米国の通信事業者で第3位のSprintを買収したソフトバンクが、第4位の『T-Mobile US』の買収交渉を行っており、交渉が最終段階を迎えている可能性がある。と東洋経済が報道している。
東洋経済の記事は以下より。
スクープ! これがソフトバンクの新拠点だ | 企業 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
そこで4位のTモバイルUSの買収を検討しているようだ。Tモバイルのシェアは、今年5月に買収したメトロPCSを加えて約13%。スプリントの17%と合わせればシェアは30%に上昇し、2強と肩を並べる。
(中略)
Tモバイルのブラクストン・カーターCFOは、スプリントとの合併の可能性について「最も合理的な組み合わせ。問題はそれが起こるかどうかではなく、いつ起こるかだ」と発言。孫社長も否定せず「ノーコメント」を貫いており、買収交渉が最終段階を迎えている可能性もある。
ソフトバンクの孫社長は、9月30日に行われたソフトバンクモバイルの新商品発表会の中で、9月20日のiPhone販売開始後もTwitterによる情報発信を一切行っていないことについて質問され、『アメリカとかに行ったり…(中略)実は…あの、みなさんにまだ言えないような、驚くような手をいくつか考えている。』とコメントしており、報道されているように、T-Mobile USの買収が最終局面を迎えている。という可能性は考えられる。
ソフトバンクは既にSprintを買収しているけれど、Sprintの買収に失敗した際は、T-Mobile USを買収する『プランB』として検討していたことが明らかになっている。
Exclusive: SoftBank eyes T-Mobile US as ‘Plan B’ | Reuters
結果的に、ソフトバンクは3位のSprintの買収には成功したけれど、Sprintは米国内でシェア1位のVerizon、2位のAT&Tからは『大きく引き離された』3位となっているので、4位のT-Moible USを買収することで『3強』として、VerizonやAT&Tと競争していくことを目指している可能性はありそう。