オーストラリアの通信環境を渡航前に事前調査 – 前編

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近日中にオーストラリアに渡航予定なので、渡航前に現地での通信環境に関して調べたことのまとめ。
前編は周波数、国内キャリアのローミングサービス、モバイルWi-Fiルータのレンタルについて。

後編(プリペイドSIM)については以下エントリにて。
オーストラリアの通信環境を渡航前に事前調査 – プリペイドSIM編 | shimajiro@mobiler

  1. オーストラリアの各キャリアの周波数
  2. オーストラリアの各キャリアが使っている周波数は以下。

    LTEについては、Optus、Telstra、Vodafoneの3社共通で、1800MHz帯(Band 3)がメインに使われている模様。

    LTEの1800MHz(Band 3)対応端末は、国内ではEMOBILEが販売するスマートフォン(GL07S)やモバイルWi-Fiルータ(GL06P以前の機種)で対応している他、ドコモの下り最大150Mbps対応端末も対応しているため、比較的入手し易い。

    ただし、これらの端末がオーストラリアの4G LTEに接続できるか?という点は未確認なので今回の渡航で確認する予定。例えば、EMOBILE LTE対応のモバイルWi-Fiルータは、SIMフリーかつLTE対応でありながらも、『海外ではLTEが使えない』という仕様になっており注意が必要。
    関連エントリ:EMOBILE LTE対応端末『GL02P』の海外利用:周波数選択ではLTEを選択可能だがLTE通信は利用不可 | shimajiro@mobiler

    ■Optus
    4G LTE:1800MHz(Band 3)
    4G LTE Plus(TD-LTE):2300MHz(Band 40)
    3G W-CDMA:2100MHz(Band 1)、900MHz(Band 8)
    参照元:Prepaid Plans – Optus

    ■Telstra
    4G LTE:2100MHz(Band 1)、1800MHz(Band 3)、900MHz(Band 8)
    3G W-CDMA:2100MHz(Band 1)、850MHz(Band 5)

    WikipediaのTelstran項目によると、Telstraの4G LTEサービスは1800MHz(Band 3)を中心に、Band 1およびBand 8を補助的に使用している模様。

    Telstra – Wikipedia, the free encyclopedia
    Telstra Wikipedia the free encyclopedia

    ■Vodafone
    4G LTE:1800MHz(Band 3)
    3G W-CDMA:2100MHz(Band 1)、850MHz(Band 5)、900MHz(Band 8)

    Vodafone Australiaの周波数については、公式のFAQに記載されている。

    4G LTEについては以下。
    Vodafone Support – Network coverage and mobile frequency

    1800MHz – our lightning fast 4G data network runs on this frequency.

    3G(W-CDMA)については以下。
    Network FAQ – Vodafone Australia

    We will deploy Vodafone 3G+ on 850MHz, 900MHz and 2100MHz.

  3. 海外ローミングサービス:3社共にデータ定額対象、LTEローミングには非対応
  4. 海外ローミングサービスについては、各社オーストラリアでの定額サービスを提供しているものの、LTEについては非対応となっている。

    ■ドコモ:オーストラリアの全ての事業者が定額対象/海外1Dayパケは1,280円
    ドコモは2012年7月より、海外でのパケット定額の適用可否を現地の通信事業者単位ではなく、国単位としているため、パケット定額対象となるオーストラリアでは、海外ローミングで利用可能な全ての会社(Optus、Telstra、Vodafone)が定額対象。定額料金は最大で2,980円/日。

    なお、申込から24時間ごとの定額制サービスである『海外1Dayパケ』の定額料金は1,280円/24時間。

    『海外1Dayパケ』の対応エリア&料金については以下より。

    対象国・地域ごとの定額料 | サービス・機能 | NTTドコモ
    対象国 地域ごとの定額料 サービス 機能 NTTドコモ

    ■KDDI:4G LTE対応端末/非対応端末の両方で定額対象
    KDDIは、4G LTE対応端末および、非対応端末の両方でオーストラリア向けにローミング利用時のデータ通信が定額になる。

    KDDIの4G LTE対応端末では、ローミング時に定額対象となる事業者が自動的に選択されるため、ユーザとしては基本的に定額対象事業者を意識する必要が無い。

    4G LTE対応端末での国際ローミングについては以下。

    海外ダブル定額(4G LTE) | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au

    4G LTE〈iPhone、4G LTEスマホ/タブレット、iPad〉なら161の国・地域で海外ダブル定額事業者を自動選択!

    3G端末での国際ローミングについては以下。

    海外ダブル定額(3G) | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au

    LTE対応端末向けの説明には記載されていないけれど、KDDIの海外ダブル定額における定額対象事業者はVodafone Australiaとなっている。
    ※LTE非対応端末では、定額対象となる事業者へ手動接続が必要となるので注意。

    ■SoftBank:TelstraおよびVoafoneが定額対象事業者
    SoftBankはTelstraおよびVodafoneが『海外パケットし放題』の定額対象事業者となっている。

    定額対象事業者 | 国際サービス | サービス | モバイル | ソフトバンク
    定額対象事業者 国際サービス サービス モバイル ソフトバンク

    ドコモが『全事業者定額対象』、KDDIのLTE端末が『定額事業者に自動接続』となっているのと比べて、SoftBankでは定額対象事業者への接続を手動で行う必要がある点は、ユーザとしては手間がかかるし、定額対象にならない事業者へ接続してしまうリスクが高くなるので、この点は今後何らかの改善があるといいかなと。

  5. モバイルWi-Fiルータのレンタルは1,000円/日(LTEに対応)
  6. 海外向けのモバイルWi-Fiルータのレンタルを行っているテレコムスクエアでは、4G LTE対応のモバイルWi-Fiルータのレンタルを1,000円/日で提供している。

    同社の提供するモバイルWi-Fiルータのレンタルは、アジア12か国が700円/日となっているのでアジア各国と比べると若干割高ではあるものの、4G LTEに対応する端末が1,000円/日でレンタル可能になっているのはコストパフォーマンスが高いように思う。

    特に、携帯電話各社のローミングサービスが非対応となっているLTEに対応しており、現地での通信速度が快適であることが期待できそう。というのは嬉しいところ。
    ※今回はテレコムスクエアのモバイルWi-Fiルータのレンタルを申込してみた。

    テレコムスクエアのモバイルWi-Fiルータレンタルは以下より。
    韓国、中国などアジア12カ国のwifi利用料金

後編ではプリペイドSIMサービスについて紹介の予定。