SIMロック『原則解除』を総務省が義務付けか

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各キャリアの販売するスマートフォンなどについて、SIMロックを原則として解除させる方針を総務省が固めた。という報道がされている。

SIMロック解除の原則義務化については、時事ドットコムにて。

時事ドットコム:携帯電話、乗り換え容易に=他社制限のSIMロック原則解除-総務省方針 – 時事ドットコム

総務省は27日、携帯電話会社が販売した端末を他社回線で使えないように制限する「SIMロック」を原則、解除させる方針を固めた。30日に開く有識者会議に方向性を示し、年度内に具体策を固めたい考えだ。SIMロック解除は、2010年6月に指針が示されたが、義務化が見送られたため、大きくは進んでいない。このため、総務省は指針の抜本的な見直しが必要と判断した。

国内で販売される携帯電話のSIMロック解除対応状況は以下。

ドコモ:原則としてSIMロック解除に対応(iPhone/iPadを除く)
KDDI:SIMロック解除非対応
SoftBank:原則としてSIMロック解除に非対応(一部機種のみ対応)
EMOBILE:ソフトバンクに買収後はSIMロック解除に非対応。過去の機種はSIMフリーで販売。
その他:一部のメーカーよりSIMフリー端末が販売されている。
※詳細についてはこちらのエントリにて ⇒ 携帯電話各社が販売する端末のSIMロック解除対応状況のまとめ | shimajiro@mobiler

国内キャリアから販売されている端末が、SIMロック解除に対応することで、好きな携帯電話会社のSIMカードを使って利用可能となるのは、個人的には海外での利用時に、現地のプリペイドSIMなどを利用するにあたって非常に助かるので、歓迎したいところ。

とはいえ、SIMロックの解除を義務づけたことによって『好きな携帯電話会社への乗り換え』の流れが一気に加速するとは考えにくいのと、SIMロック解除を義務付けたことが、国内の端末メーカーの競争力強化に繋がるとも思えず、そのあたりを見込んでの導入とすると効果は薄いような気がする。

SIMロック解除が義務付けられた際に、通信事業者側がどのような形でSIMロック解除に対応するのかは不明だけれど、ユーザおよび通信事業者の双方にとって負担が大きく無い方式に落ち着けば良いかなと。(恐らく、ドコモのように解除手数料を有料で支払えばSIMロック解除可能とするのが無難なところかなと思う)

SIMロック解除については、ドコモのスマートフォンをSIMロック解除して使っても、他社のSIMカードではテザリング機能が利用できない機種があったり、APNの手動設定が必要であったりと、やや使い勝手が悪い部分も残っているので、今後はこのあたりの使い勝手も改善して欲しいところ。

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