各社のモバイルWi-Fiルータ向け通信速度制限、制限回避方法のまとめ

UQコミュニケーションズがWiMAX 2+向けに「直近3日間で3GB」の通信速度制限を開始したので、各社のモバイルWi-Fiルータ向けの通信速度制限のまとめ。

各社のモバイルWi-Fiルータ向け通信速度制限のまとめ

端末/サービス WiMAX 2+ 305ZT GL04P
料金プラン UQ Flatツープラス ギガ放題 Pocket WiFi+ EMOBILE LTE
月額料金 4,380円/月 3,696円/月 2,550円/月
通信速度
(最大値)
下り:220Mbps
上り:10Mbps
※WiMAX 2+接続時
下り:165Mbps
上り:10Mbps
※AXGP接続時
下り:75Mbps
上り:25Mbps
※EMOBILE LTE接続時
月間通信量 無制限 7GB 10GB
通信速度制限内容 WiMAX 2+およびauの4G LTEの通信量が前日までの直近3日間で3GBを超えた場合、WiMAX 2+およびauの4G LTEの通信速度を最大1Mbp程度に制限。 前日までの直近3日間の通信量が1GBを超えた場合、通信速度制限が適用される。対象時間は当日6時 〜 翌日6時まで。 24時間ごとの通信量が366MBを超えた場合、当日21時 〜 翌2時までの間通信速度を制限
回避方法 接続中のモード(ハイスピードモードまたはノーリミットモード)を問わず、WiMAX接続中は通信速度制限の対象外となる。 未確認 3G接続中は通信速度制限対象外の可能性あり。
※公式には保証されていない。
備考 「CA対応Pocket WiFi使い放題キャンペーン」により、月間の通信量が7GBを超えた際に適用される通信速度制限を解除するための料金(500MB毎に500円)が、契約から二年間の間何度でも無料。 月額料金はアウトレット品を一括購入した場合の料金を記載。

※通信料は各種割引き適用後の税別価格

●WiMAX 2+:WiMAXなら速度制限対象外
UQコミュニケーションズは、従来よりアナウンスしていたWiMAX 2+向けの通信速度制限を2015年5月末より適用開始。WiMAX 2+およびauの4G LTEの通信量が直近3日間で3GBを超えた場合、通信速度が1Mbps程度に制限される。

WiMAX 2+向けの通信速度制限は閾値を超えたユーザに対して一律適用されており、混雑時間帯(夜間)や場所での利用に限った制限ではない。という点では、個人的には予想していたよりも厳しい速度制限が行われている。

WiMAX 2+向けの通信速度制限は、初代のWiMAX接続中に関しては制限対象外となるので、速度制限対象となったらWiMAXに接続して通信速度制限を回避するという方法がある。ただし、下り最大220Mbps対応機種であるW01はWiMAXをサポートしておらず、WX01も通信方式をWiMAXに固定する「ノーリミットモード」をサポートしていないなど、WiMAX 2+向けの最新機種は「速度制限対象時にWiMAXで制限を回避する」という面での使い勝手はイマイチ。

下り最大220Mbps非対応機種であるHWD14/HWD15/NAD11の3機種については、通信方式を初代のWiMAXに固定する「ノーリミットモード」をサポートしているため、WiMAX 2+で頻繁に通信速度制限の対象となる場合は、ノーリミットモードをサポートする機種で使った方が安心できる。

ただし、WiMAX 2+のキャリアアグリゲーション対応エリアの拡大に伴い、WiMAXの通信速度は現在の下り最大40Mbps → 13.3Mbpsへの低速化エリアが徐々に広がっており、2015年9月末までには全国エリアでWiMAXの通信速度低速化(13.3Mbps)が行われる見込みで「制限対象になったらWiMAXで回避」という使い方もあまり実用的ではないかも。

●Y!mobile 305ZT:キャンペーンで月間通信量は実質無制限、3日間1GBで速度制限
Y!mobileのモバイルWi-Fiルータ「305ZT」は、通常の料金プラン(Pocket WiFiプラン+)では月間の通信量が7GBを越すと速度制限の対象となる。但し、「CA対応Pocket WiFi使い放題キャンペーン」(受付終了次期未定)により、契約から二年間の間は月間の容量制限を超過した際に速度制限を解除するためのオプション料金(500MB毎に500円)が何度でも無料となるため、月間の通信容量に関しては容量制限は無い。

ただし、305ZTも直近3日間の通信量に基づく速度制限が行われており、制限時の通信速度に関してはWiMAX 2+向けの速度制限よりも厳しい128kbps程度まで通信速度が低速化するため、速度制限の対象となった場合の使い勝手は著しく悪い。

加えて、WiMAX 2+サービスで用意されているような「WiMAXで通信すれば速度制限の対象外」というような回避方法公式には提供されていない。※特典の通信方式やネットワーク接続時は制限対象外となる可能性はあるけれど、305ZTは通信方式を固定することができない。

●Y!mobile GL04P:速度制限は夜だけ対象、3Gなら速度制限対象外(非公式)
WiMAX 2+やY!mobileの305ZT向けに「直近3日間」の通信量に基づく速度制限が厳格化された中で、意外と(?)制限が厳しくないのが、EMOBILE LTE対応の「GL04P」

GL04Pの通信速度制限(直近3日間の通信量に基づく)は、速度制限の閾値こそ「直近24時間で366MB」と低くなっており、制限の対象にはなりやすいものの、速度制限については夜間21:00 〜 翌02:00までのみが制限対象となるので、日中時間帯に関しては速度制限の対象にはならない。(月間の通信量が10GBを超えた場合は別)

GL04Pは、Y!mobileのネットワークで利用した場合の通信速度が下り最大75Mbpsと、スペック上の通信速度については前述のWiMAX 2+や305ZTと比べて見劣りするものの、日中時間帯は速度制限の対象にならない。というメリットは使い方次第では大きい。

また、公式に制限対象外と明記されている方法ではないけれど、GL04Pの通信方式を端末側で3Gに固定すると、速度制限が適用されない。という情報もあるので、速度制限対象となった場合は試してみる価値はある。