ソフトバンクは、データ通信量が月間1GBのデータ定額プラン「データ定額パック・小容量(1)」を2016年4月以降に提供することを発表。
新たに発表された「データ定額パック・小容量(1)」の月額料金は2,900円で、基本プランである「スマ放題ライト」(1回5分までの通話定額)およびインターネット接続に必要な「S!ベーシックパック」と組み合わせた場合の月額料金(二年契約時)は4,900円からとなる。
ソフトバンクのプレスリリースは以下より。
SoftBank、1GBのデータ定額パックを導入 | ソフトバンク株式会社 | グループ企業 | 企業・IR | ソフトバンクグループ
■プラン名
データ定額パック・小容量(1)
■導入時期
2016年4月以降
■月額料金
2,900円/月(税別)
■月額料金イメージ
※「基本プラン」の料金は二年契約時の割引後価格、各種表示価格は税別
ソフトバンクの新プランは、総務省の「携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース」において「月間のデータ通信量が1GB未満のユーザ向けに、月額5,000円以下の低額な料金プランの提供を提供すること」という提言に基づくプランと言える。
「スマ放題ライト」プランでは、従来契約可能なパケット定額プランで最も料金が安いものが「標準(5)」であり、データ通信量5GBで5,000円であったことを考えると、最安の組み合わせでは2,000円以上の値下がりになる。(「スマ放題」プランでは2GBプランと組み合わせて6,500円が最安だった)
ただし、ソフトバンクの「1GBプラン」では基本プランと組み合わせた合計の月額料金が4,900円(税別)であるのに対して、ワイモバイルの「スマホプランS」ではデータ通信量1GBまで、1回10分までの音声通話定額がセットになって月額2,980円(二年契約時の割引価格)で提供されており、ソフトバンクが新たに発表するデータプランよりもかなり割安で提供されている。
加えて、ソフトバンクが従来より提供している「データ定額パック・小容量(2)」の月額料金が3,500円(税別)で、1GBあたりの単価が1,750円であることを考えると新プランの「1GBで2,900円」の価格設定はデータ通信料金だけで考えるとかなり割高であるようにも感じるところ。