災害時の通信手段確保を目的として提供されるWi-Fi接続サービス「00000JAPAN」が、岡山県、広島県、愛媛県の全域および、大雨の影響が大きな市町村で稼働している。
00000JAPANは、災害発生時などの通信手段として提供されるため、事前のWI-Fiサービス契約および登録は不要、利用料金も無料で利用できる。Wi-FiのSSIDは「00000JAPAN」に統一されており、多くの環境ではWi-Fi接続画面の最上部に表示される。
ドコモ、KDDI、ソフトバンクが岡山県、広島県、愛媛県の全域(公衆Wi-Fiサービスを提供されるエリア)で「00000JAPAN」を提供しているほか、大雨による被害が大きなエリアの市町村が提供するWi-Fiサービスが「0000JAPAN」として利用可能となっている。
利用可能エリアなどの最新情報については「無線LANビジネス推進連絡会」に情報が掲載されている。
台風第7号及び前線等による大雨災害に伴い公衆無線LANを開放しました | 無線LANビジネス推進連絡会【WiBiz(ワイビズ)】 – お知らせ無線LANビジネス推進連絡会【WiBiz(ワイビズ)】
「00000JAPAN」はその性質上、悪意ある第三者がアクセスポイントを開設することによってデータの盗聴リスクなどがあるため、あくまでも緊急時の通信手段として利用することをオススメ。
→「00000JAPAN」が提供される避難所もあるものの、電車やバスでみかける「Wi-Fi使えます」のようなステッカーが掲示されるとは限らず、またサービスが提供されていても、施設や店舗の管理者が「00000JAPAN」を知らないケースもある。
■「00000JAPAN」エリアとして開放されるソフトバンクWi-Fiスポット