KDDIは、登録不要・利用料金無料で使えるWi-Fiサービス「00000JAPAN」を稼働したことを発表。
■災害時用Wi-Fiサービス「00000JAPAN」が稼働
対象エリアは大阪府、和歌山県、岐阜県全域のau Wi-Fi SPOT。同エリア内のau Wi-Fi SPOTでは「00000JAPAN」というSSIDのWi-Fiネットワークが表示され、事前登録なし・無料でインターネット接続を利用できる。
→おそらく、ドコモやソフトバンクも同様に自社のWi-Fiサービスで「00000JAPAN」を稼働するものと予想される。
携帯電話各社のモバイルネットワークが接続しにくい状態でも、00000JAPAN経由では通信が行える場合があるので、対象エリア内でスマートフォン・タブレット・ノートパソコンなどWi-Fi接続に対応する機器を使う場合は覚えておくとベター。
KDDI広報のツイートは以下にて。
台風21号により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。KDDI(au)は本日11時に大阪府、和歌山県、岐阜県全域 のau Wi-Fi SPOTを無料開放しました。ネットワーク名「00000JAPAN」を選ぶとauのお客様に限らずどなたでもWi-Fiが利用頂けます。ご利用方法や注意点はこちらhttps://t.co/yV6rTs8Swr pic.twitter.com/uBuimJ4yII
— kddipr (@kddipr) 2018年9月5日
なお、緊急時の通信手段として提供される「00000JAPAN」は、「手軽にインターネットに接続できること」を最優先している都合上、暗号化が行われていないほか、正規のアクセスポイントであるかを正確に確認する方法が難しいため、個人情報などの入力は避けるように、総務省から注意喚起が行われている。
総務省|00000JAPAN等により無料開放された無線LANの利用について (注意喚起)
平成30年7月豪雨に伴い、現在、災害時に被災者等がインターネットに接続できるよう通信事業者等が公衆無線LANのアクセスポイントを無料で開放する「00000JAPAN」(ファイブゼロ・ジャパン)が実施されており、当該取組は安否確認や情報収集等の手段として大変重要なものです。
他方、スマートフォンやパソコンがあれば、認証手続なしにインターネットに接続できるものであり、緊急時の利便性を優先するため、通信の暗号化等のセキュリティ対策が講じられておらず、通信内容の盗聴や偽のアクセスポイントを用いた情報の窃取が行われるおそれがあります。そのため、個人情報等の入力は極力避けていただくよう、ご注意をお願いします。
サービス提供期間中は、特別な制限(接続時間や容量)が無く利用できるものの、緊急手段として利用が終わったら、自動接続などをオフにしておくことを推奨(偽アクセスポイント対策として)
関連情報として、INTERNET Watchの記事をご紹介まで。
偽の「00000JAPAN」Wi-Fiアクセスポイントに念のため注意 -INTERNET Watch