ドコモ、KDDI、ソフトバンクは、異なる事業者間のVoLTE相互接続サービスを提供開始。
ケータイ Watchのニュース記事によると、ドコモとソフトバンクでは2018年10月より順次、異なる事業者間でもVoLTE通話が利用できるようになっている。
ケータイ Watchのニュースでは、全国エリアで異なる事業者間のVoLTE通話は可能となっているものの、対象となる通話は一部に限定されているとのこと。(徐々に対応範囲が拡大予定。
また、KDDIについては異事業者間のVoLTEサービスを準備中で、提供時期は現時点で案内が行える段階にないとのこと。
他キャリアとのVoLTE通話、ドコモ、ソフトバンクは10月から順次開始 – ケータイ Watch
NTTドコモは10月から順次開始していると回答。同社の広報担当者によると、エリアやユーザーごとに切り替わるわけではなく全国で利用できるが、開始当初は一部の通話のみでVoLTEの相互接続が実現される。現状としては、通信状況、接続経路によってVoLTE通話となるケース、ならないケースがあるため、一度他社とのVoLTE通話ができた回線であっても、再度発信した際には従来方式での通話となる場合もあるという。
ソフトバンクもNTTドコモと同様、10月から順次開始していると回答。KDDIは準備中との回答で、提供時期についてはまだ案内できる段階ではないとした。
VoLTEサービスは、4G LTEネットワークで音声通話が行えるため、音声通話中でも4G LTEデータ通信を継続できるほか、音声通話品質が(非VoLTE環境と比べて)良い、音声発着信の処理が高速に行えるなどの利点がある。
異キャリア間のVoLTEサービス提供開始は、ドコモのR&D広報誌「テクニカル・ジャーナル」で明らかにされたことをキッカケに話題に。