iPhoneなし、Apple WatchをAndroidのお供に1カ月使ってみた

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Apple Watch Series 4(Celluar)を購入してから、iPhoneを持ち歩かずにApple Watchを専ら単体のデータ通信機能だけで約1カ月使ってみた。

冒頭で「iPhoneを持ち歩かずに」とは言ったものの、Apple Watchのセットアップ時には、対応するiOSデバイスが必要になるので、iPhoneを全く購入しなくてもApple Watchが使えるというわけではない点はご注意を。

Cellularモデルは単体でモバイル通信可能

購入したApple Watchは、単体でのモバイル通信(通話&データ通信)に対応するモデルで、いちどペアリング設定したiPhoneを一緒に持ち運んで使わなくても、外出中に音声通話や各種通知を受け取りできる。
※単体でのモバイル通信に対応するモデルはSeries 3 / 4向けに発売されている。

普段メインで使っているスマートフォンはAndroidながら、Apple Watchを購入した最大の理由は「単体でモバイル接続に対応すること」および「単体でおサイフケータイとして使えるおと」で、この二つの要件を満たすスマートウォッチはApple Watchのみ。

海外では、eSIM搭載や物理SIMスロットを搭載するスマートウォッチが珍しくないだけに、国内向けには単体利用を前提にしたスマートウォッチの選択肢が無い(Apple Watchのみ)なのは少々さみしいところ。

Apple Watchと同じ電話番号をiPhone以外で使う方法

Apple WatchのCellularモデルは、ドコモの「ワンナンバーサービス」などを有効にすることで、親機となるiPhoneと同じ電話番号で利用できる。同様のサービスはドコモ、KDDI、ソフトバンクそれぞれ提供している。

これらのサービスは基本的には「iPhoneの電話番号をApple Watchでも使う」ことを前提としたサービスながら、ちょっとした工夫をすることで、SIMカードをiPhone以外で使うこともできる。

AndroidなどiPhone以外のデバイスで利用するためには、iPhoneとApple Watchのペアリングが終了した状態で、iPhone側のBluetooth接続をオフにする必要がある。

■Apple Watchに書き込みした電話番号をiPhone以外で使う方法
(1)通常通りApple WatchとiPhoneのペアリング設定を完了させる。
(2)iPhoneのBluetooth接続をオフにする。
(3)iPhoneのSIMカードを別のデバイス(例えばAndroid)に差し替える。
(4)AndroidスマートフォンとApple Watchが同一の番号で使えるようになる。

(2)の操作でiPhoneのBluetooth接続を無効化することで、iPhoneで利用するSIMカードの情報と、Apple WatchのeSIMの情報がリンクしなくなり、iPhoneに挿して使うSIMカードを変更しても、Apple Watchは影響を受けずに使うことができる。

この状態を保つことで、iPhoneとApple Watchで異なる電話番号が利用可能となり、ペアリング時にiPhoneに挿したSIMカードをAndroidスマートフォンで使えば「Androidスマートフォンと同じ電話番号をApple Watchで有効にする」が実現できる。

Androidのお供にApple Watchを1カ月使ってみた

メインのスマートフォンとしてはAndroid端末を使っているので、上記の方法で、iPhoneを持ち運ぶことなくApple Watchを使ってみた。

とは言え、最近はiPhoneの利用機会がかなり少なくなっていたので、それに伴ってApple Watch自体の使い方も極めて限定的。

直近1カ月で使ったApple Watchの用途は、

・おサイフケータイ(iD)を使う。
・Apple Watch単体で音声通話に使う。
・Apple Watch単体でトランシーバーに使う。

と言った程度。本来は、Apple Watch単体で各種アプリケーション(メッセンジャーなど)の通知を受け取ることもできるけれど、もともとiPhoneにそういったアプリをインストールしていなかった(=iPhoneを普段使いしていない)ので、ひとまずApple Watchでもメッセージ系の通知を受け取らない運用に。

もともと、Apple Watchは「単体で音声通話を使う」および「おサイフケータイを使う」という目的で購入。

と言うのも、小さい子ども連れで遊んでいたりする最中に、スマートフォンで音声通話なりメッセージのやりとりをしていると、多少なりとも手と目が離れることになって、大なり小なり事故に遭うリスクが高くなるので、極力そういった事態を防ぎたいというのが大きな理由。

■子どもから目を話さずに音声通話ができる
子どもから目を話さずに音声通話ができる

ただし、Apple Watch単体での音声通話はスピーカーから音が出る仕様で、ハンドセット型のデバイスで言うところの「ハンズフリーモード」になるので、公共空間での通話には向かない。

また、スピーカーも片側のみ搭載しているので、Apple Watchの位置と耳の位置および距離の関係次第で、音が聞こえにくいという問題も発生するので「いつでも安定した音声通話ができる。」というわけではない。

率直に言えば「え?いま聞こえなかったのでもう1回言って。こっちApple Watchで通話してて。」というやりとりが許される相手(親しい友人や家族など)との通話には使えても、仕事のやりとりの通話には向いていない。という感じ。

もともと「単体で音声通話をする」および「おサイフケータイを使う」という目的で購入(同じように使えるAndroid系のWatchが国内に無い)したけれど、意外に便利だったのはトランシーバー機能。

トランシーバー機能は、その名の通りApple Watchをトランシーバーに使える機能で、Apple Watchを持つ相手とトランシーバーでコミュニケーションができる。

■トランシーバーにも対応
トランシーバー機能も搭載

トランシーバーでのコミュニケーションを開始するまでは、約5秒〜10秒ぐらいの待ち時間が発生するものの、一度トランシーバーの通信が確立すると、その後はほぼリアルタイムでトランシーバーのやりとりが出来る。

トランシーバー機能が利用できるのは「Apple Watchを持っている相手」に限定されるものの、家族や親しい友人とのコミュニケーションには便利。ただ、トランシーバー機能でのコミュニケーションに関しても、音声通話と同様にApple Watchのスピーカーから音が出る仕様なので、秘匿性の高いコミュニケーションに適しているとは言い難い。
※残念ながら、セキュリティーの問題が発生したため2019年7月17日時点では機能停止中。

ちょっと困ったこと:バッテリー消費の問題と海外エリアでは時刻更新できず

「iPhoneなしでApple Watchを使う」は、基本的に期待していた通りに、おサイフケータイ(iD)、音声通話などなどの用途に利用できたものの、予想外だったのはバッテリーの消費が思っていたよりも大きいことと、海外渡航時に単体では時刻更新ができないこと。

Apple Watchを使い始めてから1カ月間、極めて限定的な使い方に限定(おサイフケータイ/音声通話/トランシーバー)していたものの、それでも朝から晩まで外出しているとバッテリー残量が心配なレベルに。

これは、Apple Watch単体のモバイル通信を利用すると、iPhoneを親機にして使う運用(通常の運用)と比べてバッテリーの消費が大きくなることにも原因がありそうで、Apple Watchでガンガン通知を受け取ったりメッセージの返信の用途に使うようになると、バッテリーの持ちが不安なところ。

海外渡航時の時刻更新に関しては、Apple WatchにはGPSが搭載されているので、現在地が大きく変わった際には何らか時刻更新がされる…と都合良く思いこんでいたけれど、Apple Watchはローミングに非対応のため、Apple Watchを単体で(iPhoneを持たずに)時差が異なるエリアに移動しても時刻の修正が行われなかった。

とは言え、この問題は他のスマートウォッチでも基本的には同じだし、そもそも「iPhoneなしでApple Watchを使う」こと自体がメジャーな使い方ではないので、大きな問題とは思わない。個人的に「次回渡航時に注意」という程度。

Apple Watchは以下にて。
Watch – Apple(日本)